2018年10月25日、オランダ・アムステルダムをはじめ、中国・上海、ブラジル・サンパウロで、フォルクスワーゲン Tクロス(Volkswagen T-Cross)の発表会が行われた。

全長4.11mの小型カジュアルSUV

世界3カ所の会場で発表会が行われたことからも、Tクロスがフォルクスワーゲンにとっていかに重要なモデルということが想像できるだろう。

Tクロスは、全長4.11m、ホイールベース2.56mという、ティグアンやTロック(日本未導入)の下に位置する小型カジュアルSUV(Tロックは全長4234mm、ホイールベース2590mm)。モジュラープラットフォーム「MQB」をベースに開発されたモデルで、まずはFFのみの設定となる。世界的に販売が好調で競争が激しくなっているセグメントに投入されるモデルということだ。

エンジンは95psと115ps仕様の1.0TSI、150ps仕様の1.5TSI、95ps仕様の1.60TDIがラインナップされている。トランスミッションは不明だが、ガソリンエンジンは7速DSGとなるはずだ。

パッケージングでは、コンパクトな空間を最大限に使うため、リアシートが14cmスライド可能となっている点に注目。必要に応じて室内あるいは荷室を広く使うという考え方だ。これによりラゲッジルームは385-455Lを確保し、リアシートを倒せば最大1281Lに拡大する。

アウディQ2に成り立ちは近いと予想されるが、フォルクスワーゲンらしい実用性を重視したSUVに仕上がっていると思われる。日本導入は2020年あたりになりそうだ。

画像: 安全運転支援システムは上級車種並みの充実ぶり。

安全運転支援システムは上級車種並みの充実ぶり。

画像: ラゲッジルームにも工夫があるようだ。

ラゲッジルームにも工夫があるようだ。

画像: デジタルメータークラスターを採用。ダッシュボードは立体的な造形としている。

デジタルメータークラスターを採用。ダッシュボードは立体的な造形としている。

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