街道レーサーのルーツにもなった、ツーリングカーレースに参戦していたマシンたち。クルマ好きは、これらを「ハコ」と呼んで愛した。今回は、冨士GCなどでは純レーシングカーともガチに闘った、フェアレディZだ。(ホリデーオート 2018年10月号より)

Gノーズにエアロパーツが似合っていた。

先代SP/SRの時代から、GTクラスでは日本車唯一無二の存在だったのが、日産のフェアレディだ。

画像: 1971年の鈴鹿300kmレースに参戦中のフェアレディZ

1971年の鈴鹿300kmレースに参戦中のフェアレディZ

フルモデルチェンジで「フェアレディZ」となったS30型Zは、1970年1月にスカイライン GT-Rと同じS20型エンジンを搭載したZ432が鈴鹿でサーキットデビューを果たした。

画像: より実戦的なオーバーフェンダーやスポイラーを装着した240Z。ドライバーは柳田春人選手。

より実戦的なオーバーフェンダーやスポイラーを装着した240Z。ドライバーは柳田春人選手。

しかし、総合力で勝るという理由から、半年後にSOHC 2.4LのL24型を積む240Zに主役を交代する。当初はGT部門で戦績を残したが、富士GC(グランチャンピオン)シリーズの創成期には、純レーシングカーのグループ7に混じって参戦し、豪雨のレースでは柳田春人がグループ7を退けて総合優勝を果たすこともあった。

画像: 1972年の富士ビクトリー200kmレースに参戦した240Z

1972年の富士ビクトリー200kmレースに参戦した240Z

GT-Rの撤退後はスーパーツーリングに参戦し、同レースが終了する78年いっぱいまでサバンナRX-3と一騎討ちを演じた。汎用性の高いL型の特徴を生かし、2.6L/2.8L仕様や、追浜(日産の特殊車両部第一実験室)が開発したR390型クロスフローヘッドも開発され、実戦で使われた。
(解説:大内明彦)

画像: 240ZGのレース仕様テストカー。この実車は座間ヘリテージコレクションに展示されている。

240ZGのレース仕様テストカー。この実車は座間ヘリテージコレクションに展示されている。

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