ポロ TSIハイライン
ポロは、2018年3月20日にフルモデルチェンジして登場したフォルクスワーゲンのコンパクトモデル。先代よりも全長が65mm、全幅が65mm、ホイールベースが8mm拡大され、とくに後部座席の居住性が大きく向上した。日本仕様は先代から5ドアモデルを中心に展開していたが、新型から本国ドイツでも5ドアボディに一本化された。
また、ラゲッジスペースも351/1125Lまで拡大され、実用面でもゴルフに匹敵する実力を身につけた。
コクピットは水平基調のすっきりとしたものに一新、上級モデル譲りの先進安全運転支援システム、先進のインフォテインメントシステムやモバイルオンラインサービス、デジタルメータークラスターなど、その充実した装備や上質な作り込みは、コンパクトカーのベンチマークとして新たな次元に進化したことを実感させる。
パワーユニットは95psを発生する新開発の1L 3気筒ターボ「1.0TSI」と7速DSG(DCT)の組み合わせ。モジュラーアーキテクチャー「MQB」をもとに開発されたボディは、軽く効率的で、フロント/ストラット、リア/トレーリングアームのサスペンションと相まって、軽快な走りを見せる。
7月3日には180psの2L 直4ターボ「2.0TSI」を搭載するホットバージョン「ポロGTI」も登場。コンパクトなボディとハイパワーエンジンとの組み合わせは、痛快な走りを求めるユーザーにアピール。
スポーツサスペンションを組み込んだ低い車高、内外装な特別な誂えなども、GTIらしさを強調している。ちなみに、10月2日にはポロシリーズの一部改良が行われている。
価格も209万8000円から265万円、GTIでも344万8000円と手頃で、フォルクスワーゲンの主力となっている。
「2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いたゴルフに続いて、フォルクスワーゲンとして2度めのイヤーカー獲得はなるだろうか。
■ポロ TSIハイライン 主要諸元
●全長×全幅×全高:4060×1750×1450mm
●ホイールベース:2550mm
●重量:1160kg
●エンジン:直3DOHCターボ
●排気量:999cc
●最高出力:95ps/5000-5500rpm
●最大トルク:175Nm/2000-3500rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:横置きFF
●車両価格:265万円