2018年12月7日、ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company 以下、HACIと略)は、国土交通省航空局から「HondaJet Elite(ホンダジェット エリート)」の型式証明を取得した。
2018年内には日本でのデリバリーを開始予定
型式証明とは、国土交通省航空局が定める強度、性能、安全性、機能および信頼性などに関する厳格な基準をホンダジェットが満たしていることを証明するもの。
HACIは、日本のディーラーである「HondaJet Japan(ホンダジェット ジャパン)」を通じ、2018年6月より「HondaJet Elite(ホンダジェット エリート)」の受注を開始している。2018年12月7日現在で10機を超えるオーダーがあり、大変好調な滑り出しとなっている。
今回の型式証明取得により、2018年内にはオーナーへのデリバリーを開始する予定だ。
HACIは2006年8月、アメリカン ホンダ モーター カンパニーの100%出資で設立され、米国ノースカロライナ州グリーンズポロ市に本拠を構えている。
ホンダジェット エリートはホンダジェットの発展モデル。主翼上面のエンジン配置(Over-The-Wing Engine Mount)形態や自然層流翼型、自然層流ノーズ、一体成型複合材胴体など、ホンダ独自開発の技術で生まれた。
全長12.99m×全幅12.12m×全高4.54m、座席数は7席で、乗員はパイロットが1ないし2名、乗客は4ないし5名。
GEホンダ製のターボファンエンジンを2基備え、最大巡航速度は782km/h、最大有視界航続距離は2661km。ちなみに価格は525万ドル(約5億9300万円)とされている。