第一次のスーパーカーブームが落ち着いてから約10年。1980年代末に日本はバブル景気に突入する。そんな時代に新たなスーパーカーが数多く登場し「スーパーカー第二黄金期」が到来する。年末年始スペシャルとして、日本が最も輝いていた華やかなりし時代の寵児たちを振り返ってみたい。第7回は、第一次のスーパーカーブームから存続した「DE TOMASO Pantera:デ・トマソ パンテーラ」だ。(ホリデーオート2018年11月号より)

パンテーラは、モディファイされて第二黄金期まで存続した。

「DE TOMASO Pantera:デ・トマソ パンテーラ」

画像: 巨大なリアウイングなどエクステリアのモディファイは、ガンディーニの手になると言われている。

巨大なリアウイングなどエクステリアのモディファイは、ガンディーニの手になると言われている。

1970年代のニューヨーク・ショーでデ・トマソのスーパーカー3作目として誕生したパンテーラは、第一次スーパーカーブームの一員だった。ブームが過ぎ去り、多くの仲間たちがフェードアウトしていく中で、パンテーラだけは第二黄金期まで生き永らえていた。

画像: インパネにはウオールナットのウッドパネルが多用され、スーパーカーとしてはかなり豪華な雰囲気に。

インパネにはウオールナットのウッドパネルが多用され、スーパーカーとしてはかなり豪華な雰囲気に。

しかも第二黄金期に登場したライバルたちに負けぬよう、1990年のトリノ・ショーで一見フルモデルチェンジかと思われるほどのビッグマイナーチェンジを受けて登場した。バンパー一体型のフロントスポイラーやF40を意識したような大型リアウイング、そしてマセラティ・シャマルなどに用いられたフロントウインドー下のスポイラーなどが装着された。

画像: シートはリクライニングもしないバケットタイプだが、上質な本革が採用されている。

シートはリクライニングもしないバケットタイプだが、上質な本革が採用されている。

そのモディファイは、ランボルギーニ・ディアブロなどを手がけた鬼才マルチェロ・ガンディーニの手になると言われている。だが、シャシやパワーユニットなど基本的な部分はまったく変わっていない。

画像: フォード製の4.9L V8エンジンはOHVながら305psと46.0kgmを発生する。ミッションはZF製。

フォード製の4.9L V8エンジンはOHVながら305psと46.0kgmを発生する。ミッションはZF製。

それでもミッドシップに搭載されるフォード製4.9LのOHVは305ps/46.0kgmまでパワーアップされ、公称の最高速度は270km/h。インテリアは本革やウッドパネルを採用して豪華な雰囲気になり、ボディにはタルガトップも用意されていた。(文:ホリデーオート編集部)

画像: ビッグマイチェンでボディは少し丸みを帯びた。ホイールは当時のF1でメジャーだったフォンドメタル製。

ビッグマイチェンでボディは少し丸みを帯びた。ホイールは当時のF1でメジャーだったフォンドメタル製。

デトマソ・パンテーラ 主要諸元(1990年)

●全長×全幅×全高:4365×1980×1100mm
●ホイールベース:2515mm
●重量:1420kg
●エンジン種類:V8 OHV
●排気量:4942cc
●最高出力:305ps/5800rpm
●最大トルク:46.0kgm/3700rpm
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前235/45ZR17・後335/35ZR17

画像: スーパーカー第二黄金期は、ホリデーオート2018年11月号にも掲載されています。

スーパーカー第二黄金期は、ホリデーオート2018年11月号にも掲載されています。

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