平成最後の年末年始となるこの時期に、平成の初期を彩ったクルマたちを振り返る10回にわたる連載企画。平成1年から10年まで、その時代の出来事を思い出しながら、各年10台のクルマを紹介する。今日は平成4年にフォーカス!

バブル後がクルマ作りに具体化されてきた

バブル崩壊後、東証株価は低迷し平成4年には1万5000円を割り込んだ。モビリティの分野では東海道新幹線に“のぞみ”が登場し、東京ー大阪間が2時間半で結ばれたことがトピック。夏の甲子園で星陵高校の松井秀喜選手が5打席連続敬遠されたこと。バルセロナ五輪で14歳の岩崎恭子選手が金メダルを獲得したことがスポーツ界の大きな話題となった。国産乗用車のニューモデルは32台(自工会発表資料)だった。

平成4年の主な出来事

・長崎にハウステンボス開業
・歌手の尾崎豊が死去
・牛肉、オレンジ輸入自由化
・千葉市が12番目の政令指定都市に
・大相撲で貴花田が初優勝
・日本人宇宙飛行士毛利衛が宇宙へ
・ブッシュ米大統領が来日
・音楽 君がいるだけで(米米CLUB)
・アニメ 美少女戦士セーラームーン
・流行語 就職氷河期、ドタキャン

ホンダ インスパイア

画像: 従来“アコード インスパイア”だったモデルがボディを拡大して3ナンバー専用車となったのが“インスパイア”で人気となった。直列5気筒SOHCの2Lと2.5Lエンジンを搭載していた。

従来“アコード インスパイア”だったモデルがボディを拡大して3ナンバー専用車となったのが“インスパイア”で人気となった。直列5気筒SOHCの2Lと2.5Lエンジンを搭載していた。

日産 マーチ

画像: 初代デビューから10年目にしてこの2世代目にバトンタッチしたマーチ。従来型から一転して丸くて愛嬌のあるスタイリングで人気になった。これも長寿モデルとなり、2002年に3代目へバトンタッチした。

初代デビューから10年目にしてこの2世代目にバトンタッチしたマーチ。従来型から一転して丸くて愛嬌のあるスタイリングで人気になった。これも長寿モデルとなり、2002年に3代目へバトンタッチした。

ホンダ CR-Xデルソル

画像: この3代目CR-Xには“デルソル”というサブネームがつき、スペシャリティムードを高めた。ルーフがトランクルームに電動で収納されるシステムも注目された。ベース車はスポーツシビック。

この3代目CR-Xには“デルソル”というサブネームがつき、スペシャリティムードを高めた。ルーフがトランクルームに電動で収納されるシステムも注目された。ベース車はスポーツシビック。

トヨタ カローラFX

画像: 7代目カローラが登場した1年後にカローラFXもフルモデルチェンジを受けて3代目となった。カローラに兄弟車が非常に多かった時代であり、国内の売れ行きはあまり芳しくなかったが、海外ではそれなりの存在感があった。

7代目カローラが登場した1年後にカローラFXもフルモデルチェンジを受けて3代目となった。カローラに兄弟車が非常に多かった時代であり、国内の売れ行きはあまり芳しくなかったが、海外ではそれなりの存在感があった。

日産 レパードJフェリー

画像: レパードの初代は2ドアと4ドアがあり、2代目のF31型は2ドアクーペのみ、そしてこの3代目は4ドアのみの設定だ。キャッチコピーの「美しい妻と一緒です」はあまりにも有名だ。

レパードの初代は2ドアと4ドアがあり、2代目のF31型は2ドアクーペのみ、そしてこの3代目は4ドアのみの設定だ。キャッチコピーの「美しい妻と一緒です」はあまりにも有名だ。

マツダ オートザムAZ-1

画像: 平成1年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー“AZ550 Spors”の市販バージョンだ。軽自動車で唯一のガルウイングドアを採用するなど遊び心にあふれたモデルで平成7年まで生産された。

平成1年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー“AZ550 Spors”の市販バージョンだ。軽自動車で唯一のガルウイングドアを採用するなど遊び心にあふれたモデルで平成7年まで生産された。

三菱 ランサーエボリューション

画像: “ランエボ”の初代モデルが登場したのは平成4年9月のこと。ギャランVR-4用の2Lターボエンジン(最高出力250ps)を移植したWRCホモロゲーション用マシンだ。初回の限定分はあっという間に完売した。

“ランエボ”の初代モデルが登場したのは平成4年9月のこと。ギャランVR-4用の2Lターボエンジン(最高出力250ps)を移植したWRCホモロゲーション用マシンだ。初回の限定分はあっという間に完売した。

三菱 デボネア

画像: 三菱の伝統ある高級車“デボネア”の結果的に最終型となる3代目が登場したのが平成4年のことだった。全長5mほどもある堂々としたボディに3Lと3.5LのV6エンジンを搭載していた。

三菱の伝統ある高級車“デボネア”の結果的に最終型となる3代目が登場したのが平成4年のことだった。全長5mほどもある堂々としたボディに3Lと3.5LのV6エンジンを搭載していた。

スバル インプレッサ

画像: 現在、SUBARUの屋台骨を支えていると言っていいインプレッサの初代モデルは平成4年のデビューだった。ボディはセダン、スポーツワゴン、クーペの3種類が設定されていた。

現在、SUBARUの屋台骨を支えていると言っていいインプレッサの初代モデルは平成4年のデビューだった。ボディはセダン、スポーツワゴン、クーペの3種類が設定されていた。

ホンダ NSXタイプR

画像: 初代NSXが登場したのは平成2年だったが、2年後にこのタイプRがラインナップに加わった。エンジン型式はノーマルと変わらないがバランス精度の向上が図られていた。また装備類の変更で120kgほどの軽量化も達成した。

初代NSXが登場したのは平成2年だったが、2年後にこのタイプRがラインナップに加わった。エンジン型式はノーマルと変わらないがバランス精度の向上が図られていた。また装備類の変更で120kgほどの軽量化も達成した。

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