2019年シーズンはヤリスWRCでトリプルタイトルを狙う
オートスポーツ・インターナショナルはモータースポーツシーズンの幕開けを告げるイベントとして知られるが、とくにモンテカルロでの開幕戦を前に、WRCに参戦するワークスチームが集結、このイベントが事実上のWRC開幕とも言われている。
トヨタ ワールドラリーチームもここでWRC参戦発表会を開催、ドライバーとコ・ドライバーを正式に発表するとともに、ヤリスWRCの2019年仕様を公開した。
今シーズンからチームに加わるイギリス人ドライバーのクリス・ミークとコ・ドライバーのセブ・マーシャルも出席、昨シーズン、マニュファクチャラー選手権タイトル獲得に貢献したたオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組とヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組も登壇した。
2019年仕様のヤリスWRCは、スポンサーロゴの位置やカラーリングが一部異なるものの、基本的なメカニズムは2018年仕様と大きくは変わらない。2017年シーズンより参戦を開始し、ヤリスWRCは改良を重ねながら進化してきたが、2019年仕様はその延長線上にあり、アップデートの詳細は秘密ということだ。
チームは、1月24日に開幕するラリー・モンテカルロに向けてぎりぎりまで改善を続けるという。
「マニュファクチャラー選手権チャンピオンとして、2019年シーズン発表会に戻って来ることができ、大変嬉しく思ってる」とチーム代表のトミ・マキネンはコメント。続けて「我々のもっといいクルマづくりへの挑戦は続く。2019年シーズンは、マニュファクチャラー選手権タイトルを防衛し、ドライバー、コ・ドライバー選手権タイトルも狙っていく。決して容易ではありませんが、チームの皆が良いシーズンになると自信を持っている」と語った。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、「ALL FOR WIN」を合い言葉に2019年シーズンを戦い抜いていくとしている。