2019年1月25日、WRC第1戦ラリー・モンテカルロ デイ2が行われ、シトロエンのセバスチャン・オジェがトップに立った。デイ1でトップに立っていたトヨタのオィット・タナックSS7でのタイヤパンクもあって総合7位に順位を落としている。

トップのオジェとヌーヴルの差はわずか2.0秒

本格的なラリー開始となるデイ2、この日は20kmほどの3つのSSを2度繰り返すコース設定だったが、この日のオープニングのSS3が観客の安全確保のためキャンセルとなり、午前中の3本のステージを総合的に考える各チームの戦略に狂いが生じることになった。

そんな中、シトロエンのセバスチャン・オジェはSS5でのトップタイムをはじめ、SS6、SS7でも好時計を連発、2日目を終えてトップに立った。2番手はヒュンダイのティエリー・ヌーヴル、SS7で遅れたものの安定した走りを見せ2.0秒差でオジェを追う。

初日トップに立っていたトヨタのオィット・タナックはオープニングのSS3に合わせたセッティングが裏目に出て後退。さらにSS7ではタイヤパンクにも見舞われ総合7位に順位を落としている。

デイ2を終えて、トップのオジェとヌーヴルの差はわずか2.0秒。このふたりと3番手以降との差は1分15秒以上と大きな差がついているが、デイ3にはロングステージが用意されており、まだまだ予断は許されない状況だ。

トヨタでは総合5位からスタートしたヤリ-マティ・ラトバラがSS6でベストタイムをマークするなど順位をひとつあげて4位に、クリス・ミークは一時6位に順位をあげたがタイヤ交換作業で遅れをとり8位でデイ2を終えている。

注目のセバスチャン・ローヴ(ヒュンダイ)はSS4でベストタイムをマークするなど5位につけている。

ラリー・モンテカルロ デイ3(1月26日)は4つのSSが用意されているが、中でもSS9/12に設定された29.82kmのロングステージが大きなポイントとなりそうだ。

画像: デイ2終了時点で7位につけるオィット・タナック(トヨタ・ヤリスWRC)。

デイ2終了時点で7位につけるオィット・タナック(トヨタ・ヤリスWRC)。

2019WRC第1戦ラリーモンテカルロ  デイ2終了時暫定結果 速報

1位 セバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア(シトロエンC3 WRC) 1h37m17.3s
2位 ティエリー・ヌーヴル/ニコラス・ジルソール(ヒュンダイi20クーペWRC) +2.0s
3位 アンドレアス・ミケルソン/アンダース・イエーガー(ヒュンダイi20クーペWRC) +1m17.7s
4位 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ(トヨタ・ヤリスWRC) +1m25.1s
5位 セバスチャン・ローヴ/ダニエル・エレナ(ヒュンダイi20クーペWRC) +1m25.9s
6位 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(フォード・ フィエスタWRC) +1m47.5s
7位 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ(トヨタ・ヤリスWRC) +2m34.9s
8位 クリス・ミーク/セブ・マーシャル(トヨタ・ヤリスWRC) +5m33.0s
9位 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタ R5) +7m00.1s
10位 ヨアン・ボナート/ベンジャミン・ボウルード(シトロエン C3 R5)+7m06.7s

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