ポロシリーズのラインナップが一気に充実
今回ポロに追加されたのは、新開発「1.5TSI Evo」エンジンを搭載した「TSI Rライン」。このエンジンはEA211型をベースに新開発された1.5L 直4直噴ガソリンターボで、気筒休止アクティブシリンダーマネージメント“ACT”を採用し、最高出力150ps/最大トルク250Nmの高性能と、 JC08モード17.8km/Lという優れた燃費を両立させている。
実はこのエンジンは現行型ゴルフのフェイスリフト時に登場して注目されたものだが、ゴルフの日本仕様にはまだ採用されておらず、日本ではこの「ポロ TSI Rライン」が日本初登場となる。
これまでポロシリーズは、90psの1.0TSIエンジンを搭載する「トレンドライン/コンフォートライン/ハイライン」と、200psの2.0TSIエンジンを搭載するスポーツモデル「GTI」という構成になっていたが、この1.5Lモデルが設定されたことにより、「GTI」ほどの高性能は必要ないが、もう少しスポーティな走りを味わいたいというユーザーにも対応する、バランスのいいラインナップとなった。
車両価格も298万円と、「トレンドライン/コンフォートライン/ハイライン(211.9万円〜267.9万円)」と「GTI(348万円)」の間を埋める設定となっている。
「ポロ TSI Rライン」はポロの中でもスポーティなモデルという位置付けで、日本向けのポロに初めてRラインパッケージが設定されたのも特徴。専用デザインの前後バンパー、リアスポイラー、サイドスカート、17インチアルミホイール、ツインエキゾーストフィニッシャーを装備するとともに、走りの面ではスポーツサスペンション、リアディスクブレーキ、、ドライビングプロファイル機能、パドルシフト、電子制御式デフロックXDS、“Sport Select”シャシー付スポーツパフォーマンスキットなども備える。
ボディカラーはエナジェティックオレンジメタリック(オプション)、リーフブルーメタリック(オプション)、ピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクトの全4色。オプションのボディカラーを選択すると、ダッシュパッドとセンターコンソールがボディカラーと同色になり、シートファブリックにもボディカラーと同色のラインがデザインされる。
「ポロ TSI Rライン」はポロシリーズのスポーティモデルとして大きな注目を集めそうだ。
フォルクスワーゲン ポロ TSI Rライン 主要諸元
●全長×全幅×全高=4075×1750×1450mm
●ホイールベース=2550mm
●車両重量=1210kg
●エンジン=直4DOHCターボ
●排気量=1497cc
●最高出力=150ps/5000-6000rpm
●最大トルク=250Nm/1500-3500rpm
●トランスミッション=7速DCT
●駆動方式=FF
●JC08モード燃費=17.8km/L
●ハンドル位置=右
●車両価格=298万円