2019年2月15日、スクーデリア・フェラーリ（正式チーム名称：スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ）がマラネロで2019年シーズン用マシン「SF90」を発表した。
伝統のカラーリングに「Mission Winnow」のロゴが入る
2018年シーズン、フェラーリはセバスチャン・ヴェッテルが5度の優勝を含む12回の表彰台を獲得してドライバーズランキング2位、キミ・ライコネンも1勝12回表彰台でランキング3位を獲得した。とくにシーズン前半は好調だったが、取りこぼしたレースも多く、最終的には惜しくもコンストラクターズランキングでも2年連続2位という結果に終わった。
2019年は使命とも言える王座奪還を目指しているが、優勝経験豊富なセバスチャン・ヴェッテルのチームメイトとしてキミ・ライコネンにかわって新たにザウバーからシャルル・ルクレールが加入。新しいチーム代表マッティア・ビノット氏の下、昨年までとは異なる体制を作り上げて、打倒メルセデスAMGに燃えている。
チーム名にあるミッション・ウィノウ（Mission Winnow）とは、フィリップモリス社の禁煙技術開発に向けた新しいプロジェクトの名称で、タバコ広告の禁止を受けて展開されるもの。今年もフィリップモリスの全面的サポートが続けられることになる。
今年からチーム代表を務めるマッティア・ビノット氏は「このクルマは昨年のクルマを発展させたもので革命的なものではありませんが、詳細を見れば、チームの努力がわかります」と自信をのぞかせた。
チームは2月18日からスペイン・カタルニアサーキットで行われるウインターテストに向けてすでに臨戦態勢に入っている。
2019年用F1マシン「フェラーリSF90」。ボディカラーは伝統的なイタリアンレッドだが、新鮮なカラーリングとなった。
フロントウイング、エンジンカバー、リアウイングなどに大きく「ミッション・ウィノウ」のロゴが入っているのがわかる。
発表はフェラーリの本拠地マラネロで行われた。
