NEXCO中日本は、東海北陸自動車道の高鷲(たかす)インターチェンジ(IC)〜ひるがの高原サービスエリア(SA)までの約7kmが、2019年3月20日(水)16時から4車線で利用できるようになると発表した。(タイトル写真はイメージです)
白鳥(しろとり)IC〜飛騨清見(ひだきよみ)ICの約41kmの4車線化工事が完成
東海北陸自動車道は、名神高速道路と分岐する一宮JCTを起点とし、岐阜県の中央部を長良川沿いに北上し、奥美濃、飛騨地域を経て小矢部砺波JCTで北陸自動車道に接続する延長約185kmの高速自動車国道だ。
2008年度に全線が開通。暫定2車線区間の4車線化も順次進められ、2012年度から進めていた白鳥IC〜飛騨清見ICの約41kmの4車線化工事が完成したことにより、東海北陸自動車道は一宮ジャンクション(JCT)から飛騨清見ICまでの約120kmが4車線となった。
この4車線化により、
●渋滞の解消と観光の活性化
●機能強化による災害時のリタンダンシー(予備の手段が用意されているような性質)の確保
●さらなる安全性・信頼性の向上
などの効果が期待される。
また、高鷲IC〜ひるがの高原SA間の郡上市高鷲町内に架かる鷲見橋(わしみばし)は、暫定2車線で利用していた1期線の橋梁は橋脚高119mで日本一だったが、今回の4車線化工事により建設した2期線橋梁の橋脚高が125mとなり、新たに日本一となった。
今回完成区間の沿線では、春にはさまざまな祭りが開催され、また桜の名所もある。東海北陸自動車道は、春の行楽シーズンを前に、より安全でスムーズに利用できるようになった。