プレミアムコンフォートタイヤって?
タイヤ販売店での価格は、その名のとおり「プレミアム」だけど、履き換えるとその静けさに驚くのが「プレミアムコンフォート」というジャンルのタイヤだ。もちろんそうした静粛性や乗り心地、という、最上級コンフォートタイヤとしてのニーズに応えながら、運動性能も追求して高次元でタイヤ性能をバランスさせているのが特徴だ。各タイヤメーカーの代表的なブランドということもあり、余すことなく最新技術が投入されている。
日本では、昔からこのジャンルの人気が高く、プレミアムコンフォートタイヤの代表といえる「REGNO(レグノ)」ブランドの登場は1981年。いまではブリヂストンを代表するタイヤブランドになっている。
今回紹介するタイヤは、サイズによりラベリングが異なるが、すべてタイヤラベリング制度で「低燃費タイヤ」にあてはまる(転がり抵抗性能等級がA以上、ウエットグリップ性能等級がa〜dの範囲)もの。エコ性能も申し分ないものになっている。
オススメ その1:ブリヂストン レグノ GR-X II
進化を遂げたグレートバランス 新品/摩耗時とも上質な静粛性を実現
2019年2月に発売が開始されたばかりの新タイヤ。「3Dノイズ抑制グルーブ」と「シークレットグルーブ」を組み合わせた新トレッドパターン技術を採用することで、新品時だけでなく摩耗時も上質な静粛性を実現。また段差乗り越え時の衝撃を5%低減するとともに、非対称形状/非対称パターンの採用により高い操安性と直進安定性を確保しつつ、優雅な乗り心地と高い運動性能を両立する。従来品比で転がり抵抗14%低減、摩耗寿命は6%向上している。
BRIDGESTONE REGNO GR-XⅡ
14〜20インチ
30〜70シリーズ
全68サイズ
価格:1万4472〜8万9964円(1本。税込)
ラベリング:AA-b A-b
オススメ その2:ヨコハマ アドバンデシベル V552
かつてない静粛性を実現 騒音エネルギーは従来比32%低減
「dB(デシベル)」の名を継ぐ、ADVANブランドのプレミアムコンフォートタイヤ。「車内の空気感を変える、かつてない静粛性」をコンセプトに開発。パターンデザイン、プロファイル形状、内部構造、部材レベルの設計に至るまですべてゼロから見直して再設計することで、従来品「アドバンdB」比で騒音エネルギーを32%低減した。また新開発のコンパウンドによりウエットグリップ性能と低燃費性能を大幅に向上している。
YOKOHAMA ADVAN dB V552
14〜18インチ
35〜65シリーズ
全24サイズ
価格:1万3284〜6万2748円(1本。税込)
ラベリング:A-a A-b
オススメ その3:ミシュラン プライマシー4
履きはじめから履き換え時まで続く 優れたウエットブレーキング性能
ミシュランのプレミアムコンフォートタイヤ、「プライマシー」シリーズの最新モデル。第4世代にあたる商品で、コンフォートタイヤとしての基本性能である静粛性と省燃費性を確保しながら、ウエットブレーキング性能を向上させた。新溝形状の採用により、濡れた路面の排水性が向上。履き換え時(残溝2mm)での溝体積が従来品比で約22%アップすることで、履きはじめだけでなく履き換え時のウエットブレーキング性能も向上させている。
MICHELIN PRIMACY 4
15〜19インチ
40〜65シリーズ
全42サイズ
価格:オープン
ラベリング:A-a A-b AA-a AA-b
オススメ その4:ダンロップ ビューロ VE303
最上級の静粛性と卓越した操安性 長持ち性能や低燃費性能も両立
ダンロップのプレミアムコンフォートブランドが「ビューロ」だ。パターンノイズの原因となるラグ溝容積を、先代ビューロVE302比で55%少なくすることで、パターンノイズを11%低減。さらに剛性の異なるコードを使用し、しなやかさと高剛性を両立したハイブリッドバンドを採用し、路面から伝わるさまざまな振動を抑制、またサイレントコア(特殊吸音スポンジ)を搭載することで、ロードノイズも19%低減。最上級の静粛性能を実現している。
DUNLOP VEURO VE303
16〜20インチ
30〜65シリーズ
全54サイズ
価格:オープン
ラベリング:A-b