個性派コンパクトSUV、レネゲードのラインナップを拡充
2015年9月に初登場し、2019年2月にビッグマイナーチェンジを果たしたジープ レネゲード。全長4255×全幅1805×全高1695mmというコンパクトボディは日本の道路での取り回しもいい。さらに、数多いSUVの中でも個性のたったエクステリアデザインや、遊び心のあるインテリアなどは人気の要素となっている。
ところが先日のマイナーチェンジ以降、ラインアップするグレードはリミテッド(Limited)の1モデルに絞られていた。そこで今回、2019年4月5日にロンジチュード(Longitude)とトレイルホーク(Trailhawk)のふたつのグレードを新たに追加。これで晴れて、マイチェン前と同数のグレード展開となったのである。
リミテッドを中間グレードとして、ロンジチュードはいわゆるエントリーグレード。シートやアルミホイールのサイズ、ヘッドライトなど異なる部分もいくつかあるが、このクラスのSUVを300万円を切る293万5000円に設定されているのだからお買い得モデルと言えるだろう。
もうひとつのトレイルホークは最上級モデル。エンジンこそ1.3L直4ターボで同じだが、最高出力は28ps高められて179psを発生する(最大トルクは270Nmで変化なし)ハイチューン仕様だ。ここに9速ATが組み合わされて、4輪で駆動する「セレクテレイン」と呼ばれる4WDシステムが採用されている。滑りやすい路面でも安定感ある走りを実現するという。
また、新たにLEDヘッドライト&フォグランプ、デイタイムランニングライトを採用、新デザインの17インチアルミホイールも装備するなど充実させている。
ジープ レネゲードの車両価格は…
ロンジチュード(151ps/6速DCT/FF)293万5000円
リミテッド(151ps/6速DCT/FF)337万円(既存グレード)
トレイルホーク(179ps/9速AT/4WD)380万円
ラージサイズSUV、グランドチェロキーに特別仕様の限定車を設定
現在のジープブランドの中で最大・最上級に位置するグランドチェロキーは、2011年の登場からすでに8年経過したロングランモデル。度重なる改良によって熟成された安定感がある。そして今回、台数限定で「トレイルホーク」が設定された。
プレミアム性と本格オフローダーとしての2面を強調したモデルで、リアアクスルに電子制御式LSDを採用する「クォドラドライブII 4×4システム」を搭載。安定したトラクション性能を発揮する。また、ヒルディセントコントロールのひとつで、急勾配の上り下りを一定した低速で安定して走行する「セレクスピードコントロール」を装備してドライバーサポートする。
ブラックグリルやフォグランプベゼル、ドアミラーカバー、マットブラックボンネットデカール、18インチアルミホイールなどの専用装備が精悍さを高めている。また、悪路でボディ下部を保護するスキッドプレートを4カ所に装備している。
ボディカラーは2色展開され、グラナイトクリスタルメタリックが80台、ダイアモンドブラッククリスタルが20台の合計100台限定となる。車両価格は630万円だ。