予選、決勝が同日に行なわれるワンデーレース
決勝は23分間+1周というスプリントレース。3時間前に行なわれた予選では18号車KCMGのマシュー・ホーソン(ホンダ シビック typeR)がトップタイムをマーク。決勝は雨によりSCスタートとなり、23分間のカウントダウンもここからスタートする。
2周のSCラン後、グリーンフラッグが振られバトルがスタート。2,3番手のマシンがストレートでスリップストリームを使い前車を抜こうとするが、激しくウォータースクリーンが巻き起こり、オーバーテイクを難しくさせる。
レース中盤、トップの18号車ホーソンへの挑戦権をかけて21号車Hitotsuyama Racingの篠原拓朗(アウディRS3 LMS)と5号車TEAM GOH MODELS 金丸ユウ(ホンダ シビック typeR)が2番手ポジション争い。しかしこれがトップのホーソンを楽にしてしまうことに。
徐々に雨量が少なくなる路面のベストなラインを経験豊富なホーソンによりトレースする18号車シビック。レース終盤までトップ3台が連なり走行するが、21号車アウディ、5号車シビックに付け入る隙を与えない。そして23分間が経過し11周目のファイナルラップまでそのポジションを守り切りトップチェッカー。
一方ジェントルマンクラスは激しく順位が入れ替わる波乱の展開に。トップ走行マシンの接触やコースアウトにより、72号車KCMGのYUKE TANIGUTI(ホンダ シビック typeR)が総合6位でフィニッシュ。WTCC時代にインディペンデントクラスで優勝した実力を発揮した。クラス2位に23号車N-SPEEDのYOSHIKI(アウディ RS3 LMS)、3位はバースレーシングプロジェクトのHIROBON(VW ゴルフGTI)が表彰台を獲得。
ルマン24Hでクラス優勝した経歴を持つマシュー・ホーソンが、シルバードライバーの中でも格の違いを見せつけた。両側の若い2人が今後どのようなレース運びを見せるのか、翌日のサンデーシリーズもワンデイで予選と決勝が行なわれる。(PHOTO:井上雅行)
TCRジャパン サタデーシリーズ第1戦 決勝結果
1位 18 マシュー・ホーソン HONDA CIVIC typeR TCR
2位 21 篠原拓朗 Audi RS3 LMS TCR
3位 5 金丸ユウ HONDA CIVIC typeR TCR
4位 52 密山祥吾 VW Golf GTI TCR
5位 25 松本武士 VW Golf GTI TCR
6位 72 YUKE TANIGUCHI HONDA CIVIC typeR TCR
7位 23 YOSHIKI Audi RS3 LMS TCR
8位 19 HIROBON VW Golf GTI TCR
9位 190 植田正幸 Audi RS3 LMS TCR
10位 62 塩谷烈州 HONDA CIVIC typeR TCR
11位 55 Mototino Alfa Romeo Giiulietta TCR
12位 10 佐藤潤 VW Golf GTI TCR
13位 24 KENJI Audi RS3 LMS TCR
14位 7 牧野淳 Audi RS3 LMS TCR