変則スケジュールで10/26(土)にサタデーシリーズと同日開催となったTCRジャパンサンデーシリーズは荒れた展開の末、マシュー・ホーソン(KCMG)が勝利。2位でゴールした松本武士(VW和歌山中央RT with TEAM和歌山)がシーズン未勝利ながら年間チャンピオンを獲得した。

金丸ユウと前嶋秀司が同ポイントで並ぶ

画像1: 金丸ユウと前嶋秀司が同ポイントで並ぶ

25号車の松本(VWゴルフ)が初ポールポジションを獲得するが、3番手スタートの5号車 金丸ユウ(CIVIC)にスタートを決められ、さらには18号車のホーソンにも先行され3位にダウン。レースはこの後オープニングラップのアクシデントによりSC導入となる。そして残り10分を切りようやくレースが再開される。

画像2: 金丸ユウと前嶋秀司が同ポイントで並ぶ

ここで33号車 前嶋秀司(ジュリエッタ)が猛烈なチャージ、松本を抜き3位にポジションを上げ、ホーソン、金丸を射程距離に捉える。すでにサンデーシリーズのジェントルマンクラスでチャンピオンを決定している前嶋だが、本当に欲しいのは総合王者の座。レーススタート時点で金丸と同ポイントで並んでおり、どうしても前に行く必要がある。しかしここで再度のSC導入となり一時休戦、最後のバトル開始は残り3分となってから。

画像3: 金丸ユウと前嶋秀司が同ポイントで並ぶ

再開後のストレートで18号車 ホーソンを交わした33号車 前嶋は、S字コーナーで縁石に乗った勢いで金丸に追突、タイヤバリアへ押し出してしまう。この後ペナルティが出る恐れはあるもののトップに立ち後続を引き離していく。

画像4: 金丸ユウと前嶋秀司が同ポイントで並ぶ

そしてファイナルラップ、前嶋には40秒加算ペナルティの裁定が決まり、ホーソン、松本、そして19号車HIROBON(VWゴルフ)の順でトップ3はチェッカー。金丸はコースに復帰して9位に。

画像5: 金丸ユウと前嶋秀司が同ポイントで並ぶ

2位でゴールしポイントを大きく伸ばした松本武士(VW和歌山中央RT with TEAM和歌山)が逆転でオーバーオールのシリーズチャンピオンに輝いた。ここまで未勝利ながら5戦中4戦で表彰台獲得という安定した成績を残していたのが決め手となった。

画像6: 金丸ユウと前嶋秀司が同ポイントで並ぶ

優勝のホーソンはサタデーシリーズの王者、総合3位のHIROBONが2度目のクラス優勝でサタデー、サンデー1勝ずつ。ファステストラップの前嶋は、すでに前戦でクラスチャンピオンを決定しているというツワモノ達の表彰台でファーストシーズンを締めくくった。(PHOTO:井上雅行)

TCRジャパン サンデーシリーズ第5戦 決勝結果(上位6台)

1位 18 M・ホーソン HONDA CIVIC typeR TCR
2位 25 松本武士 VW Golf GTI TCR
3位 19 HIROBON VW Golf GTI TCR
4位 62 塩谷烈州 HONDA CIVIC typeR TCR
5位 30 P・デベサ VW Golf GTI TCR
6位 52 密山祥吾 VW Golf GIT TCR

TCRジャパン サンデーシリーズ ドライバーランキング

オーバーオールクラス(上位6名)
1位 松本武士 89pt
2位 金丸ユウ 77pt
3位 前嶋秀司 75pt
4位 M・ホーソン 67pt
4位 密山祥吾 67pt
6位 HIROBON 48pt

ジェントルマンクラス(上位6名)
1位 前嶋秀司 114pt
2位 HIROBON 102pt
3位 塩谷烈州 63pt
4位 YOSHIKI 58pt
5位 ユーク・タニグチ 53pt
6位 植田正幸 48pt

TCRジャパン エントラントランキング(上位6チーム)

1位 KCMG 155pt
2位 VW和歌山中央RT with TEAM和歌山 153pt
3位 TEAM GOH MODELS 152pt
4位 GO&FUN Squadra Corse 131pt
5位 Hitotsuyama Racing 128pt
6位 埼玉トヨペットGreen Brave 125pt

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