トヨタは2018年12月より、後付けの踏み間違い加速抑制システムをプリウスやアクアなど5車種を対象として販売していたが、2019年内に順次12車種まで拡大、販売を予定する。まずは6月3日にポルテ/スペイド/ウィッシュの3車種に設定を拡大する。

ブレーキとアクセルの踏み間違えによる衝突被害軽減に効果的

この後付けの踏み間違い加速抑制システムは、車両前後に取り付けた超音波センサーにより、前方/後方約3m以内にある壁などの障害物を検知、ブザー音で注意喚起するもの。それでもブレーキと間違えてアクセルを強く踏み込んでしまった際には、加速を抑制、衝突被害の軽減に貢献する。また後退時は、障害物を検知していない状態でも、約5km/h以上でアクセルを踏んだ場合、速度が出過ぎないよう加速を抑制する。

2018年12月5日にはプリウス(2009/5 フルモデルチェンジ~2015/12 フルモデルチェンジ前まで)/アクア(2011/12 新型~2018/4 一部改良前まで)用を発売、2019年3月にはプリウスα(2011/5 新型~)/ プレミオ(2007/6 フルモデルチェンジ~2016/6 マイナーチェンジ前まで)/アリオン(2007/6 フルモデルチェンジ~2016/6 マイナーチェンジ前まで)と、すでに5車種を対象としている。

画像: 超音波センサー(後)

超音波センサー(後)

そして新たに2019年6月3日に発売されるのは、ポルテ(2012/7 フルモデルチェンジ~)/スペイド(2012/7 新型~)/ウィッシュ(2009/4 フルモデルチェンジ~)の3車種用となる。

その後の2019年10月にはカローラアクシオ(2012/5 フルモデルチェンジ~2017/10 マイナーチェンジ前まで)/ カローラフィールダー(2012/5 フルモデルチェンジ~2017/10 マイナーチェンジ前まで)/ パッソ(2010/2 フルモデルチェンジ~2016/4 フルモデルチェンジ前まで)を追加。同年12月にはヴィッツ(2010/12 フルモデルチェンジ~2018/5 一部改良前まで)用を追加して、2019年内に12車種への拡大を予定している。

駐車場などでのブレーキとアクセルのペダル踏み間違い事故は、75歳以上の高齢ドライバーが高い傾向にあり、その対策として、ICS(インテリジェントクリアランスソナー)の展開に加えて、トヨタは「後付けの踏み間違い加速抑制システム」の対象車種の拡大を順次進めてきた。

このシステムは、ブレーキ制御を行わないなどICSの機能とは同等ではないが、ブレーキと間違えてアクセルを強く踏み込んでしまった際に、加速を抑えるなど、衝突被害軽減に貢献するという。

画像: 表示器。

表示器。

価格(6月3日発売 ポルテ・スペイド・ウィッシュ用)

踏み間違い加速抑制システム(本体、付属部品など):5万5080円(税込)
※取り付け費など諸費用は含まず

画像: 踏み間違い加速抑制システム youtu.be

踏み間違い加速抑制システム

youtu.be

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