6月22日にスポーツランド菅生で行なわれたTCRジャパン・サタデーシリーズにおいて、密山祥吾がドライブするGolf GTI TCRがAudi RS3 LMSとの接戦を制しシリーズ初勝利を飾った。

アウディRS3 LMSがポールを獲得

画像1: アウディRS3 LMSがポールを獲得

ポールポジションは21号車Hitotsuyama RacingのAudi RS3 LMS(篠原拓朗)が獲得。2番手ポジションは何とジェントルマンクラスの33号車GO&FUN Squadra Corseのアルファロメオジュリエッタ(前嶋秀司)が、4人のプロフェッショナルドライバーを抑えてフロントローに並ぶ。

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23分間+1周の決勝レースがスタート。2番手ポジションから33号車ジュリエッタの前嶋が好スタートを切りホールショットを奪うと、3番手から52号車埼玉トヨペットGreen BraveのGolf GTI(密山祥吾)もポジションアップ。

画像3: アウディRS3 LMSがポールを獲得

しかし1コーナーの進入で33号車ジュリエッタはテールスライドを起こしスピンアウト。幸いマシンにダメージは無く再スタートするが、最下位へと大きく遅れをとってしまう。これで52号車ゴルフ密山がトップに立ち、2番手に18号車KCMGシビックのM・ホーソンが続く。

画像4: アウディRS3 LMSがポールを獲得

スタートに失敗し3番手にポジションを落とした21号車アウディの篠原だが、2周目のストレートエンドでハードブレーキング。18号車シビックをアウトから交わし2位へポジションアップ。そしてファステストラップを叩き出しながらトップの52号車ゴルフの背後にピタリと付ける。

画像5: アウディRS3 LMSがポールを獲得

レースはその後2台のテール・トゥ・ノーズによるバトルが続いたが、順位を変えるまでには至らずスタートから16周、ここで規定の23分か経過。そしてファイナルラップとなる17周目を走りきり、52号車ゴルフがトップチェッカー。

画像6: アウディRS3 LMSがポールを獲得

自らVW Goflのチューニングショップを経営し、スーパー耐久ST-TCRクラスでも初年度から唯一のGolf GTIで参戦する密山祥吾が待望の勝利を手にした。2位に篠原拓朗(アウディRS3 LMS)、3位にM・ホーソン(ホンダCIVIC typeR)が表彰台を獲得。

画像7: アウディRS3 LMSがポールを獲得

ジェントルマンクラスでは、序盤に総合4番手までジャンプアップした72号車KCMGシビックのYUKE TANIGUCHIが、終盤に19号車BRP☆HITMAN☆ANDARE Golf GTI(HIROBON)に迫られながらも総合5番手でクラス優勝。開幕戦に続きサタデーシリーズ2連勝となった。

画像8: アウディRS3 LMSがポールを獲得

そして驚くべきは33号車ジュリエッタの前嶋秀司、スタート直後のスピンに加え、その2周後に馬の背コーナーでもコースアウト。2度のアクシデントにより上位争いからは脱落かに思えたが、総合トップ走行の密山をも上回るペースでその後周回を重ね、ジェントルマンクラス7台をゴボウ抜き。見事クラス3位の表彰台を獲得した。

翌6月23日にはサンデーシリーズの第2戦が、このサタデーシリーズと同じメンバーで開催される予定。(PHOTO:井上雅行)

TCRジャパン サタデーシリーズ第2戦 決勝結果

1位 52 密山祥吾 VW Golf GIT TCR
2位 21 篠原拓朗 Audi RS3 LMS
3位 18 M・ホーソン HONDA CIVIC typeR TCR
4位 25 松本武士 VW Golf GTI TCR
5位 72 YUKE TANIGUCHI HONDA CIVIC typeR TCR
6位 19 HIROBON VW Golf GTI TCR
7位 33 前嶋秀司 Alfa Romeo Giulietta TCR
8位 62 塩谷烈州 HONDA CIVIC typeR TCR
9位 23 YOSHIKI Audi RS3 LMS
10位 190 植田正幸 Audi RS3 LMS
11位 24 KENJI Audi RS3 LMS
12位 55 Mototino Alfa Romeo Giulietta TCR
13位 7 牧野淳 Audi RS3 LMS
14位 5 金丸ユウ HONDA CIVIC typeR TCR
15位 10 佐藤潤 VW Golf GTI TCR

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