7月16日、日産の「スカイライン」が再び日本市場に帰ってきた。満を持して「国内専売車種」として生まれ変わったスカイラインの、まずはアウトラインをチェックしていこう。

前後2カ所の変更で印象はがらりと変わった

まずはグレード名から排気量を示す数字が消滅したのが目を引く。また従来設定されていた2L 直4ターボは消滅した。そしてハイブリッド車はFRと4WDがラインアップされるが、ガソリン車はFRのみのラインアップとなっていることがわかる。そして400psを誇る史上最強のスカイライン「400R」の登場もトピックだ。

全般的に価格がアップしているような印象を受けるが、ガソリン車では最新エンジン搭載、ハイブリッド車では続編で紹介する「プロパイロット2.0」の標準装備化などを考慮すれば納得はできそう。むしろ、従来はオプション扱いだった装備が標準装着されるなどお買い得感(?)もある。

画像: ガソリン車には3LのVR30DDTT型直噴ツインターボを新搭載。写真は上位グレードの「GT Type SP」で、19インチホイールを標準装備する。2L直4搭載車はラインアップから外れた。

ガソリン車には3LのVR30DDTT型直噴ツインターボを新搭載。写真は上位グレードの「GT Type SP」で、19インチホイールを標準装備する。2L直4搭載車はラインアップから外れた。

ひと目でわかるのが、刷新されたフロントマスクだ。とは言っても、変更されたのはグリルとバンパーだけなのだが、日産ブランドのアイデンティティであるVモーショングリル、そして中央に鎮座するNISSANエンブレムに思わずニヤリとしてしまう。Vの字の角度が他の日産車より緩やかになっていることもあり、実車は写真でみるよりもワイドかつ低く構えて見える。なんとなく、GT-Rを彷彿とさせる。

そして後ろにまわると飛び込んでくるのが、デザインを一新したリアコンビランプ。ユニット本体の形状は変わらないが中身を一新。「丸テール」の復活だ。LEDを採用して均一に光らせる工夫もされている。

画像: ハイブリッド車は従来の3.5L V6ハイブリッドシステムを踏襲。注目の「プロパイロット2.0」はハイブリッド全車に標準装備される(写真:<ハイブリッド>GT Type P)。

ハイブリッド車は従来の3.5L V6ハイブリッドシステムを踏襲。注目の「プロパイロット2.0」はハイブリッド全車に標準装備される(写真:<ハイブリッド>GT Type P)。

NISSANエンブレム、そし丸テールの復活。スカイラインはやはりこうでなければならない。ボディ本体のデザイン(プラスラインなど)は変わらないが、フロントマスクとリアコンビの変更だけで、スカイラインがぐっと身近な存在になったと思わないか?

次回は新型のハイライト、他車に先駆けて採用された「プロパイロット2.0」ほか、最新のテクノロジーについて解説しよう。

新型スカイライン詳解のバックナンバー

画像: ハイブリッド/ガソリンともに本木目フィニッシャーも選択可能(写真はハイブリッド車)。

ハイブリッド/ガソリンともに本木目フィニッシャーも選択可能(写真はハイブリッド車)。

日産 スカイライン 車両価格(8%税込)

■3.5L V6+7速AT+モーター搭載 ハイブリッドモデル
 GT(FR/4WD):547万4,520円/575万4240円
 GT Type P(FR/4WD):571万1040円/599万0760円
 GT Type SP(FR/4WD):604万8000円/632万7720円
■3L V6ツインターボ+7速AT搭載 ガソリンエンジンモデル
 GT(FR):427万4640円
 GT Type P(FR):455万4360円
 GT Type SP(FR):481万8960円
 400R(FR):552万3120円

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