ホワイトボディにダークグリーンとライムグリーンのストライプをあしらった初代マツダ サバンナRX-7(SA22C)のレーシングカーに見覚えがある人も多いことだろう。実はコレ、初代ロードスター(NA)をベースにしたカスタム車なのだ。
デイトナ24時間で衝撃的デビューウインを飾ったマツダサバンナRX-7 GTU
このカラーリングのモデルとなったサバンナRX-7は、1979年に行われた米国/IMSA主催のデイトナ24時間レースに初参戦し、1-2フィニッシュのクラス優勝を果たした伝説のレーシングカーだ。
今回紹介する初代マツダ ロードスターをベースにしたレプリカモデルは、ロードスターを中心にFRPを使用したオリジナルパーツの開発を得意とする神奈川県愛甲郡に店を構える“ジェットストリーム”が製作。
サバンナRX-7もロードスターもコンパクトなボディサイズは共通だが、エクステリアデザインはまったく異なる。しかしこの車両は、ロードスターの面影をしっかりと残しつつ、サバンナRX-7を彷彿とさせるデザインを見事に再現している。ちなみにド迫力のオーバーフェンダーを装着することで全幅は1870mmまで拡大されている。これに伴い3ナンバー登録に変更されている。
「街中で普通に走れるレーシングカー」をコンセプトにしているので見た目とは裏腹に、エンジンやクラッチなどは純正のまま、マフラーも交換されているが音は控えめだ。ハンドルもフルロックまで切れるように加工され、取り回しの良さはロードスターそのものだ。
ドアミラーからフェンダーミラーに変更したことで、残ったドアミラーステーに後方用カメラを左右に設置。またフロントナンバーマウントの両サイドに前方視界用カメラ、バックカメラなどを搭載し、安全運転支援システムにも抜かりはない。人とは違ったロードスターに乗りたい人には嬉しい仕様だ。