120km/h区間でも80km/hに規制される場所がある
首都圏と中京圏を結ぶ新東名高速道路。御殿場ジャンクション(JCT)から浜松いなさJCTの区間(延長:約145km)は、2012年4月に4車線(片側2車線)で開通し、約6年が経過した。
NEXCO中日本では、この御殿場JCTから浜松いなさJCTの区間において、2019年4月から6車線化工事を実施している。工事を行うため、路肩部分には仮設の防護柵を連続して設置しており、そのために路肩の幅員が縮小している区間がある。そこで、2019年8月21日(水)より、一部区間で規制速度が80km/hとなる。
今回の6車線化対象区間には、現在120km/h試行運用区間となっている新静岡インターチェンジ(IC)〜森掛川ICも含まれているが、このエリアにおいても規制速度が80km/hとなる区間もあるので、走行には十分注意をしたい。
なお、従来どおり悪天候や事故発生などにより規制速度が50km/hになることもある。
6車線化工事の詳細や交通規制情報に関しては、専用Webサイトが用意されているので、この区間を走行予定の人は最新の交通情報を確認してから出かけるようにしたいものだ。
この御殿場JCT〜浜松いなさJCT間の6車線化工事は、2020年度中の完成を目指している。
なお、今後の新東名高速道路の開通予定だが、伊勢原JCT〜伊勢原大山ICの区間が2019年度中、伊勢原大山IC〜御殿場JCTの区間が2020年度中を予定している。
工事期間中は渋滞や迂回により所要時間が多くかかることが多い。ゆとりを持った計画を立てて、出かける前には最新の交通情報を確認しておこう。
また、天候や作業の進捗状況によって工事区間が変更される場合がある。情報板や立て看板などで表示されているが、それでも利用前には事前に通行止めや規制情報などを確認しておきたい。
渋滞の末尾ではハザードランプを点灯して後続車に合図を送り、前車との車間距離を十分に確保して追突事故を防ごう。
高速道路の逆走にも気をつけたい。万が一、逆走車両を発見したら、料金所やSA、PAなどの安全な場所から110番を。
そして、あおり運転は絶対にやめよう! まわりのクルマの動きなどに注意して安全な速度の運転を心がけ、十分な車間距離を保ち、無理な進路変更や追い越しは絶対にやめよう。危険な運転者に追われるなどした場合は、SA、PAなど交通事故に遭わない安全な場所に退避して、警察に110番通報すること。
高速道路に限らず、交通ルールを守った、思いやり・譲り合い運転を心がけていきたいものだ。