A4と同様に最新世代のパワートレーンを搭載
今回のアップグレードは、先にリフレッシュを受けたA4シリーズに倣ったもので、シングルフレームグリルはシャープで幅広いものとなり、前後バンパーやライトまわりのデザインに手が加えられてる。A4シリーズほど大幅なデザイン変更ではないが、新世代仕様としてほかのモデルとイメージは近いものなった。
インテリアでは、従来のインフォテインメント用のダイヤル&ボタンに代わり、10.1インチのタッチパネルスクリーンを採用。インターフェイスも新世代のものとなっている。
エンジンは40TFSI用の4気筒2.0TFSI(140kW/320Nm)、35TDI用の2.0TDI(120kW/380Nm)、40TDI用の2.0TDI(140kW/400Nm)、45TDI用のV型6気筒3.0TDI(170kW/500Nm)、50TDI用の3.0TDI(210kW/620Nm)の5種類を用意、
新たに12Vのマイルドハイブリッドが採用されたのがトピックだ。このシステムはクランクシャフトに結合されたベルト駆動のオルタネーター/スターターが、減速時にエネルギーを回生して電力に変換し、軽量コンパクトなリチウムイオンバッテリーに蓄える。
このほか、欧州市場用のS5は48Vのマイルドハイブリッドシステムを備えた3L V6ディーゼルエンジンを搭載、電動コンプレッサーによってシームレスなレスポンスを生み出す。このエンジンは347ps/700Nmを発生、もちろんクワトロで、8速AT(ティプトロニック)のドライブトレーンで構成される。
欧州以外の市場向けにはS5のガソリン仕様も用意される。3L V6ガソリンターボは354ps/500Nmを発生する。
車両価格はドイツ本国でA5クーペ40TFSIが4万2900ユーロ(約506万円)から。納車は2020年はじめになる予定という。日本への導入時期や車両価格については明らかになっていないが、現行モデルよりやや高くなる程度と思われる。