今から40年前の1979年(昭和54年)10月14日から放映され、圧倒的人気を誇った伝説のポリス・アクション・ドラマ「西部警察」。当時人気の日産車が画面狭しと暴れ回ったシーンを記憶している人も多いと思う。Webモーターマガジンでも、何度かそのマシンを紹介してきているが、40周年を記念して、新たに秘蔵のカット&オリジナル動画を交えて短期連載の形で振り返る。・出典:「西部警察FANBOOKマシンアルバム」より。
ポリス・アクション・ドラマの金字塔、それが「西部警察」!
1979年(昭和54年)10月14日から、1984年(昭和59年)10月22日まで、テレビ朝日系で全236話が放送されたポリス・アクション・ドラマの金字塔「西部警察」。
凶悪な犯罪に立ち向かう西部署の精鋭・大門軍団が、爆破シーンや派手なカーアクションを繰り広げ、それまでの刑事ドラマの枠を超えたスケールの大きさで、今もなお絶大なファンからの支持を集める伝説の刑事ドラマだ。
通算5年に及んだTV放映は3部からなり、PART-Ⅰは全126話(~1982年4月18日)、PART-Ⅱは全40話(1982年5月30日~1983年3月20日)、そしてPART-Ⅲは68話に特番2話を含めた全70話(1983年4月3日~)で構成された。
その記念すべき第1&2話は「無防備都市(前・後編)」。極右の資産家に雇われた傭兵によって、米軍の南富士演習場から盗まれた多目的装甲車・レディバードが、包囲網を突破し銀座の大通りを突き進むシーンを覚えている人も多いだろう。
そして劇中で個性的な俳優陣に負けじと存在感を放ったのが、当時の日産のクルマやスズキのバイクたち。スカイラインやZ、カタナといった当時人気を集めたマシンを、007のボンドカー顔負けの特殊装備とリアルな架装を施し、大人から子供まで楽しめるポリス・アクション・ドラマに仕上げた。
本連載特集では、これらマシンの撮り下ろしカットをアルバム形式で紹介。2017年8月末に閉館となった小樽の「石原裕次郎記念館」へのオマージュを込めて、放送開始から40年を迎えた本作品のマシンの雄姿を、新規に撮り下ろしたカットで振り返る。