2019年12月4日、ベントレーモーターズジャパンは「世界最先端のラグジュアリー スポーツセダン」と謳う第3世代のフライングスパーを日本初公開した。(タイトル写真はベントレーモーターズジャパンのT.マッキンレイ代表)

リムジンの贅沢さとスポーツセダンの性能を兼ね備える

画像: 前後ショルダーのプレスラインや大きなフロントグリル、独特のヘッドランプなどが特徴的なデザイン。

前後ショルダーのプレスラインや大きなフロントグリル、独特のヘッドランプなどが特徴的なデザイン。

フライングスパーは、ベントレーのラグジュアリー4ドア グランドツアラーだ。ルーツは1950〜60年代に生産されたコンチネンタル フライングスパー。2005年、新生ベントレーでコンチネンタルGTの4ドア版としてコンチネンタル フライングスパーの名が復活し、2013年のフルモデルチェンジ時に単にフライングスパーと車名を変更。そして今回の第3世代モデルが、2019年6月に発表された。

スタイリングは従来型から一新。全体的に彫りの深いデザインとなり、男性的なたくましさと女性的な優雅さを融合させている。フロントアクスルは従来型より130mm前方に配置され(ホイールベースも130mm延長された)、サイドプロポーションはクラシカルだが迫力あるものとなった。

画像: フロントアクスルの位置は従来型より130mm前方へ移されている。

フロントアクスルの位置は従来型より130mm前方へ移されている。

コンチネンタルGTとも似たデザインのヘッドライトはLEDマトリクスで、大きなグリルとバーチカルベーンは上級モデルのミュルザンヌをも彷彿とさせる。ボンネット前端のフライングBマスコットは格納式となった。テールランプはBの字をアレンジしている。

インテリアは、高級車ベントレーにふさわしいもの。ホイールベースが延長して広くなった室内は、デザインを一新したレザーシートやウッドパネルなど、上質の素材をふんだんに用いる。オーナーの好みで素材や色はさまざまな選択が可能だ。メーターはデジタルディスプレイで、センターコンソールには回転式のデジタルタッチスクリーンとアナログメーターが備わる。

画像: 豪華なインテリアの素材や色は、オーナーの好みでさまざまなチョイスが可能だ。

豪華なインテリアの素材や色は、オーナーの好みでさまざまなチョイスが可能だ。

パワーユニットは、狭角V6を二つ合わせたユニークなW型12気筒 6L ツインターボ。最新のエンジン制御技術により、最高出力は635ps/6000rpm、最大トルクは900Nm/1350-4500rpmと従来型よりパフォーマンスをアップしている。0→100km/h加速はコンチネンタルGTに遅れること0.1秒の3.8秒、最高速度はコンチネンタルGTと同じ333km/hに達する。

組み合わされるミッションはZF製の8速DCTで、駆動方式はフルタイム4WD。ただし通常時はリアアクスルのみにトルクが伝達されるFRの2WDで、路面状況の変化やスリップを感知するとフロントアクスルにも自動的にトルクが伝達されるアクティブAWDとなる。また、4WSも採用しており、低速時には逆位相に最大4.1度、高速時には同位相に最大1.5度後輪がステアする。

画像: ホイールベースの延長でリアシートの空間も広くなっている。

ホイールベースの延長でリアシートの空間も広くなっている。

さまざまなドライバーアシスタンスシステムや、エンターテインメントなどの快適装備もベントレーらしく充実している。コーチビルダーであるマリナーが厳選したオプショナルパッケージも、さまざまに用意されているから、自分だけのフライングスパーを創りあげることができる。

日本における車両価格(税込)は、2667万4000円。デリバリーは2020年第2四半期からを予定している。

画像: ルーフのほぼ全体をガラスルーフとしたパノラミックサンルーフも設定されている。

ルーフのほぼ全体をガラスルーフとしたパノラミックサンルーフも設定されている。

ベントレー フライングスパー(本国仕様)主要諸元

●全長×全幅×全高:5316×1978×1484mm
●ホイールベース:3194mm
●重量:2437kg
●エンジン種類:W12 DOHCツインターボ
●排気量:5950cc
●最高出力:467kW<635ps>/6000rpm
●最大トルク:900Nm<91.8kgm>/1350-4500rpm
●トランスミッション:8速DCT
●駆動方式:フルタイム4WD
●タイヤサイズ:前275/35ZR22、後315/30ZR22
●税込価格:2667万4000円

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