ハイパーカーの新たなスタンダードを生み出す
![画像: ロングテールが特徴的なマクラーレン スピードテール。全長は約5.2m。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/12/26/c9bcb51182c348439f5e4f6336ecec92a0c78c35_xlarge.jpg)
ロングテールが特徴的なマクラーレン スピードテール。全長は約5.2m。
スピードテールは、マクラーレン オートモーティブが送り出す究極のロードカーで、同社のアルティメットシリーズの最上位に位置するモデルだ。その名が示すとおり全長およそ5.2mのロングテールで、マクラーレン史上もっとも空力効率に優れたボディはカーボンファイバー製。1990年代にモータースポーツでも活躍した名車、マクラーレンF1をインスパイアして生まれたといわれるように、上から見るとティアドロップ形状のスタイルにコクピットは中央にドライバーズシート、左右にパッセンジャーシートを備えた3シーターを踏襲している。
![画像: 中央にドライバーズシートがあるユニークな3シーター。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/12/26/664d747be3a26c069b063d43774d7802676e1d13_xlarge.jpg)
中央にドライバーズシートがあるユニークな3シーター。
パワートレーンはガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドで、システム最高出力は1070ps、最大トルクは1150Nmと、マクラーレンのロードカーで最高のパワースペックを誇る。自社開発のバッテリーパックの電力密度は5.2kW/kgで、自動車用高電圧バッテリーシステムとしては最高のパワー/ウエイト レシオとなっている。また走行中にバッテリーは絶えず充電されるので、外部充電機能付きのいわゆる「プラグインハイブリッド」ではない。
![画像: ケネディ宇宙センターにあるスペースシャトルの着陸滑走路で高速走行テストは行われた。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/12/26/9511713415a53d69429f50d32989bb6cff3d830c_xlarge.jpg)
ケネディ宇宙センターにあるスペースシャトルの着陸滑走路で高速走行テストは行われた。
そんなマクラーレン スピードテールの0→300km/h加速は13秒未満、最高速度は403km/h(時速250マイル)と発表されていたが、それを実証すべく最高速検証プログラムが行われた。テスト地は、米国フロリダ州にあるケネディ宇宙センターのジョニー・ベーマー実験場。スペースシャトルの着陸滑走路を使った最高速テストで、スピードテールのステアリングを握るのはマクラーレンのチーフ テストドライバーであるケニー・ブラック。かつてはインディ500の優勝経験もあるレーシングドライバーだから、その名を覚えている読者諸氏も多いことだろう。
![画像: 最高速度403km/hを30回以上も達成。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/12/26/9fc60b9cf3fd89c750ead7338479be59ba632a02_xlarge.jpg)
最高速度403km/hを30回以上も達成。
このテストは世界中のさまざまな場所でテストされてきた、スピードテールの大規模でダイナミックな開発プロセスの集大成といえるものだった。ケニーは、このテストで公表値の最高速度403km/hを30回以上も達成。スピードテールのハイパフォーマンスを実証してみせたのだった。
さて、マクラーレン スピードテールの気になる価格は、税別で175万ポンド(約2億4850万円)。生産台数は106台だが、残念ながらすべて売約済み。現在、英国ウォーキングにあるマクラーレン プロダクションセンターで生産が開始されており、納車は2020年2月から順次進められる予定となっている。
![画像: このスタイルを一度は実車で見てみたいものだ・・・。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/12/26/f20b39dbf7610bf574c0266cac4e2a9c9da6ab10_xlarge.jpg)
このスタイルを一度は実車で見てみたいものだ・・・。
おそらく日本にも数台は導入されると思われるマクラーレン スピードテールだが、果たして公道上でその姿を見る機会はあるのだろうか?