クルマ擬人化マンガ「ウチのクルマがこんなに可愛いわけがない!?」…略して「ウチクル!?」の第42話。今回の主人公は「ホンダ ビート(PP1)」。F1テクノロジーの投入やミッドシップレイアウトの採用など、当時の若者を虜にする要素が詰め込まれたモデルだった。漫画:鈴木秀吉
ウチクル!?第42話「ホンダ ビートがこんなに可愛いわけがない!?」
ホンダ ビート(1991年5月15日発表)
軽自動車によるハイパワー競争に終止符を打たれた1980年代後半。バブル景気の真っ只中に各自動車メーカーが個性化を進める中で開発・発表されたのが、軽自動車スポーツモデル「平成のABCトリオ」だった。その中でもホンダ ビートの人気は高く、高回転型NAエンジン(660 MTREC 12バルブ)による64psの達成や、NSXと同じMRによるドライビングテイスト、さらにホンダF1人気もあって多くの販売台数を記録した。
ホンダ ビート(PP1)主要諸元
●全長×全幅×全高=3295×1395×1175mm
●ホイールベース=2280mm
●車両重量=760kg
●エンジン=E07A型・直列3気筒SOHC
●排気量=656cc
●最高出力=64ps/8100rpm
●最大トルク=6.1kgm/7000rpm
●トランスミッション=5速MT
●駆動方式=MR
●車両価格=138万8000円(税別・発売当時)