2020年2月18日、マセラティジャパンは世界にたった1台の特別限定車「グラントゥーリズモ グランフィナーレ」を発表、同時にブランドアンバサダーに日本の陸上界を代表するトップスプリンター桐生祥秀(きりゅう・よしひで)選手を起用することを明らかにした。

桐生祥秀選手のブランドアンバサダー就任も発表

2007年に登場したマセラティ グラントゥーリズモは、ピニンファリーナによるエレガントでスポーティなデザインと高いパフォーマンスで、長年にわたってマセラティを代表するスポーツカーとして人気を誇ってきた。

そのグラントゥーリズモは2019年11月に惜しまれながら生産を終了しているが、販売される世界で最後の1台として設定されたのが今回の特別限定車。まさに世界でたった1台の車両だ。

そんな車両が日本市場で販売されることになったのは、グラントゥーリズモにとって極めて重要な市場であったから。日本市場への感謝を込めて、最後の1台は日本仕様に仕立てられ、日本のユーザーの手に渡ることになったというわけだ。

車両はグラントゥーリズモ MCをベースに、エクステリア、インテリアはカーボン、アルカンターラ、レッドステッチなどでとびきり特別なモデルに仕立てられている。ボディカラーは、ビアンコフジとロッソイタリアーノのツートーン。日本国旗を彷彿とさせるカラーリングには「日本とイタリアをつなぐ」という意味が込められているという。

そして、その発表会に登場したのが、今回マセラティのブランドアンバサダーに就任した桐生祥秀選手。2017年9月に100m走で9秒98の日本新記録をマークした桐生選手は、長年マセラティのファンであり、桐生選手のより高みへと挑戦するパッションにマセラティが共感し、今回のアンバサダー就任となった。桐生選手はブランドアンバサダー就任にあたり「世界のマセラティ社と歩んでいけるとワクワクしています。速さを求めてレベルアップしていきたい」と語っている。

今後、桐生選手はレヴァンテ トロフェオをドライブすることになるようだ。

ちなみに今回発表された特別限定車「グラントゥーリズモ グランフィナーレ」は入札(チャリティオークション)により販売されることになっており、その売り上げの一部は陸上競技の普及、振興のために寄付されるという。マセラティジャパンは日本の陸上界も応援していくことになる。

画像: マセラティ グラントゥーリズモ グランフィナーレ。販売される世界で最後のグラントゥーリズモ。

マセラティ グラントゥーリズモ グランフィナーレ。販売される世界で最後のグラントゥーリズモ。

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