2020年2月20日、ホンダは2020年夏に発売を予定しているシビック タイプRのマイナーチェンジ版と、その限定車「リミテッド・エディション」に関する情報をホームページで先行公開した。(タイトル写真は、左がシビック シリーズ 営業責任者の齋藤文昭氏、右がタイプR 開発責任者の柿沼秀樹氏)

さらに研ぎ澄まされた「リミテッド・エディション」は200台限定

画像: 写真のボディカラーはチャンピオンシップホワイトだが、他にブルー、レッド、ブラック、ガンメタリックを設定。

写真のボディカラーはチャンピオンシップホワイトだが、他にブルー、レッド、ブラック、ガンメタリックを設定。

正式発表は2020年夏のため、マイナーチェンジされるシビック タイプRのスペックなどの詳細は発表されていないが、メディアに向けて実車と変更内容などは公開された。

エンジンや吸排気系は変更されていないが、フロントグリルの開口面積を増やしてエンジン冷却性能を向上し、それにより増した空気抵抗に対してフロントスポイラーの形状を変更して対応。ダンパーやブッシュなどの足回りを改良し、ハンドリングを向上させている。

画像: フロントグリルの開口面積を広げてエンジン冷却性能を向上している。

フロントグリルの開口面積を広げてエンジン冷却性能を向上している。

外観の変更点はフロントまわりだけだがインテリアではホンダ初のフルアルカンターラ ステアリングやティアドロップ型シフトノブの採用などで、操作機能性を進化させている。もちろん、ベース車のシビック ハッチバックと同じ安全運転支援システム「ホンダセンシング」も標準装備。

さらに、世界限定約1000台(日本では200台)のリミテッド・エディションを2020年秋に発売する。ボディカラーは初代シビック タイプRを想起させるサンライトイエローIIとブラックの2トーンで、遮音材などを省略して13kg、BBS製の鍛造ホイールに変更して10kg、計23kgも軽量化されている。タイヤはミシュランのパイロットスポーツに変更され、足回りやステアリングも専用にセッティングされている。

画像: 北米で600台、カナダで100台、ヨーロッパで100台、オーストラリアで20台、そして日本では200台限定で販売されるリミテッドエディション。

北米で600台、カナダで100台、ヨーロッパで100台、オーストラリアで20台、そして日本では200台限定で販売されるリミテッドエディション。

ご存じのように、シビック タイプRが生産されているホンダのイギリス工場は2021年で閉鎖される。現行型のシビック タイプRは、今回のモデルがファイナルバージョンとなるだろう。標準のタイプRはカタログモデルだからしばらくは購入可能だが、リミテッド・エディションは限定モデルゆえ、人気は沸騰するに違いない。購入方法などに関しては、順次ホンダの先行公開ページで案内される。

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