新タイヤ履き替えにチャレンジ
実は今回のラリーでは、新しいチャレンジがあったんですよね。DAY1(11月9日・土)の午後、気温と路温の調子を見て、フロントタイヤに今まで履いたことのない新しいタイヤを履かせてみました。横浜ゴムのアドバンA08Bというハイパワー・プレミアムカー向けタイヤで、リアにはストリートスポーツタイヤのアドバンA052(スポーツラジアル)という組み合わせでのトライとなったんですが、これがかなりよかったんですよ。
そこで、DAY2(11月10日・日)はもう一段階上のチャレンジということで、アドバンA08Bを前後に履かせることにしました! お天気もよかったですしね~!
このお天気というの、私にとっては精神的にもかなり影響するようで、雨=滑ると思い込んでしまうせいか、本当に苦手なんですよね。今回は晴れていたということもあって、思い切ってのチャレンジができたと思います。
1そして、午前中はコレが大当たり! 特に1本目のSS7は、いつも全日本戦では、同じクラスで私よりもかなり上のタイムで走られている方と、なんと~! 同タイム! もしかしたら向こうは、1本目は様子見で走ってるのかな? なんて思ったのですが、同じコースを走ることになる、午後のSS12もそうだったので、今回私は、かなり走れていたのかもしれません!
でもね、本当はまだまだだったんです。このSS7(SS12)は約4km。だから、差がつかなかっただけでした。これがSS8、SS9、SS13となると(SS14はキャンセル)、距離が約15km。そこでは20~30秒くらい離されちゃいました(涙)。
う~む、まだまだ、まだまだ修行は必要ですが、まぁ自己フォローしてあげると(笑)、3月の新城大会以来のターマックだったので上出来だったのかもしれません。2019年のラリーシーズンはこれで終了、2020年のシーズンインに向けて、オフシーズンに練習したい欲がグングン高まってきました! オフシーズンはやはり季節柄で雪上の練習ですかね~。
恩人たちの祝福にただただ感謝
そして今回の「セントラルラリー2019」、自分なりに走れたことも嬉しかったのですが、もうひとつメチャクチャ、本当に嬉しいことがあったんです。何を隠そう、我の師匠、第二の父と慕わせていただいているモータージャーナリストでありラリーストの日下部保雄さんが、とうとう私のラリーを見に来てくれたんですよ~!
な~んて、本当は別の取材でいらっしゃっていたのですが、日下部おとーちゃん師匠、私がラリーを始めたことに実は大反対していたんですよね。
いまも本音では反対かもしれませんが(笑)、実は密かにチェックはしてくださっていたようで、わざわざサービスパークのテントまで来てくださって「少しは速くなったな!」と、声を掛けてくださいました! 思わず涙がこぼれるほど嬉しかったです。
他にも、ラリー会場で実況解説トークショーを行っていた仲良しの安東弘樹アナウンサーも合間を縫ってテントまで激励に来てくださったり、ラリー主催社サンズの親方、三好正巳さんからは「着実にタイムアップしてるじゃん!」と、目をかけて頂いているラリー界の重鎮でレストラン「清里ROCK」のオーナーの舩木 良さんも「頑張ってますね~!」と…。他にももう数えきれないくらい、ラリーを始めた当初からた~くさんお世話になった方々から勇気づけられました。
そして結果ですが、クラス順位的には4位でしたが、総合順位はナント13位!今まででいちばん好成績で2019年のラリーを締めくくることができました。本当にありがとうございました! 自分的には大満足のラリーとなりました。もう感謝しかないですね! <続く>(文:竹岡 圭/写真:原田 淳)