コンビニやガソリンスタンドは24時間営業継続だが
新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため、日本政府は今日(2020年4月7日)にでも緊急事態宣言を発令しようとしている。住民に不要不急の外出自粛を要請したり、イベントの開催自粛を主催者に要請・指示できるようにするというもので、人の移動を制限する都市封鎖/ロックダウンとは異なるという。
そこで私たち自動車ユーザーとして気になる、高速道路/自動車専用道路はこれまでどおりに通行できるのかを運営する企業数社にはなしを聞いてみた。信越・関東以北の高速道路を管理するNEXCO東日本(東日本高速道路)は、「緊急事態宣言による道路の規制・封鎖は予定していない」と回答。この内容は東京都を中心に神奈川県・千葉県・埼玉県の自動車専用道路を管理する首都高速道路も同じで、「警察から道路封鎖の要請があった場合には対応する」としている。
また、緊急事態宣言が発令されれば、飲食店やカラオケ店などの店舗に休業要請を行うとされるが、高速道路上のサービスエリアやパーキングエリアには、有人のガソリンスタンドやフードコート、物販店といった商業施設を備えたところも多い。そこで、SA/PAで飲食できなくなってしまうのか同じく質問してみた。
NEXCO東日本によると、「ガソリンスタンドやコンビニエンスストア、自動販売機についてはこれまでどおり24時間営業を続けます。ただ、知事からの飲食店営業自粛の要請がなされれば、店内で飲食することになるレストランやフードコート、物販店などを、休止/営業時間の短縮/メニューの縮小などをもって対応する予定です」との回答があった。営業規模は縮小するものの、敷地内での休憩や食事ができなくなるようなことはないようだ。もちろん給油もできる。
今回の緊急事態宣言で高速道路や高速鉄道など、都市間の移動を制限するような要請は出されないだろう。大都市圏を離れようとする人もいるだろうが、移動した先の人たちを巻き込むことにもなりかねないので行動は慎重にしたい。