2020年4月17日、フォルクスワーゲンAGはティグアンの世界累計販売台数が600万台を突破したと発表した。2007年のフランクフルト モーターショー(IAA)でデビューした初代ティグアンは、その年の後半に市場に導入されるやいなや大ヒット、第2世代となる現行モデルでその人気をさらに加速すると、誕生からわずか12年あまりで大台を突破したことになる。

2020年に大幅な アップデートも予定

2019年のティグアンの生産台数は91万926台を記録、これはゴルフやポロを上回るものでフォルクスワーゲン グループのベストセラー モデルとなっている。

初代ティグアンは2007年のフランクフルト モーターショーで世界初公開され、その年の後半に市場に導入されると、初年度から大成功作となり、2008年に早くも15万台を生産、世界中で好調なセールスを記録している。

2011年にはアップデートが施され、年間生産台数は初めて50万台の壁を突破。そして、2016年4月に第2世代のティグアンが登場すると、その人気はさらに加速。モジュラー トランスバース ツ

ールキット(MQB)をベースに開発された現行モデルは、本格的でダイナミックなSUVモデルとして高く評価されることになった。

さらに、2017年にはロングホイールベースの「ティグアン XLバージョン」が追加されると、生産台数は急激に伸びることになる。日本には導入されていないが、このロングホイールベースは世界市場で大きな人気を集め、現在では、ティグアンの販売台数の55%がロングホイールベース バージョンとなっている。

欧州市場をはじめとする多くの国で、このロングホイールベースモデルは「ティグアン オールスペース」という名称で販売、米国で発売されているティグアンはすべてロングホイールベース バージョンとなっている。また、中国ではとくにロングホイールベース バージョンの人気が高く、2019年10月にはプラグイン ハイブリッド モデルも追加されている。

なお、2020年には大幅な アップデートが施される予定で、ヨーロッパ向けにプラグイン ハイブリッド ドライブ2(PHEV)を備えた新しいバリエーションの追加もアナウンスされている。

ちなみに、ティグアンはドイツ・ウォルフスブルグ本社工場、ロシア・カルーガ工場、メキシコ・プエブラ工場、中国・上海工場の4カ所で、1日あたり2495台のペースで生産され、世界の80%の国で販売されているという。日本仕様はドイツ・ウォルフスブルグ本社工場となる。

画像: 2007年のフランクフルト モーターショーでデビューした初代ティグアン。今やフォルクスワーゲンを代表する人気モデルに成長した。

2007年のフランクフルト モーターショーでデビューした初代ティグアン。今やフォルクスワーゲンを代表する人気モデルに成長した。

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