2020年5月15日、スズキはスイフトとスイフトスポーツの一部仕様変更と安全装備の充実を発表し、5月25日より発売する。

安全装備を充実化「サポカーS ワイド」、「衝突被害軽減ブレーキ認定車」に

スズキのBセグメント コンパクトカーであるスイフトは初代が2000年にデビューし、現行型は2016年にフルモデルチェンジされた4代目となる。今や日本を代表するホットハッチでもあるスイフトスポーツも初代から追加設定され、現行型では1.4Lのダウンサイジングターボも搭載して、スイフトのラインアップでは最も人気の高いモデルとなっている。

画像: スイフト ハイブリッドRS(ボディカラーはフレイムオレンジパールメタリック/ブラック2トーンルーフ)

スイフト ハイブリッドRS(ボディカラーはフレイムオレンジパールメタリック/ブラック2トーンルーフ)

今回の一部変更では、スイフトおよびスイフトスポーツとも、まず安全装備の充実が図られた。

後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、リアパーキングセンサーのほか、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)、車線逸脱抑制機能、標識認識機能に加え、隣接車線の後方から接近する車両を検知するブラインドスポットモニター(車線変更サポート付き)や、駐車場などで自車の後方左右から接近する車両を検知するリアクロストラフィックアラートなどを全車に標準装備した。(一部のグレードでは装着されないものもある)

こうした安全装備の充実により、スイフトとスイフトスポーツは経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」と、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当する。

画像: スイフトスポーツ(ボディカラーはチャンピオンイエロー4)

スイフトスポーツ(ボディカラーはチャンピオンイエロー4)

スイフトではグレードの見直しも図られ、ガソリンエンジン(1.2L)はXGとRSの2機種。マイルドハイブリッドはMGとRSの2機種。ハイブリッドはSZの1機種の計5機種となった。

エクステリアでは、立体感を強めた新デザインのフロントメッキグリルやアルミホイールを採用し、RSとSZは専用エアロパーツを採用して精悍な印象としている。また、全グレードに対応した2トーンルーフ仕様も設定している。

その他にも、6スピーカーやオートライトシステムの標準装備や、マルチインフォメーションディスプレイに車速表示を追加するなど、機能を充実させて、トヨタ ヤリスやホンダ フィットなど、フルモデルチェンジされて高人気が続いているライバルたちを追撃する。

画像: スイフト ハイブリッドRSのインパネ

スイフト ハイブリッドRSのインパネ

車両価格(税込)は、以下のとおり。

XG(2WD)5MT/CVT:153万5600円/154万円
XG(4WD):169万7300円
ハイブリッド MG(2WD):163万3500円
ハイブリッド MG(4WD):179万800円
RS(2WD)5MT/CVT:178万2000円/178万6400円
RS(4WD):194万3700円
ハイブリッド RS(2WD):187万9900円
ハイブリッド RS(4WD):203万7200円
ハイブリッド SZ(2WD・5AGS):208万7800円
スイフトスポーツ(2WD)6MT/6AT:201万7400円/208万8900円
※ミッションが明記されていないグレードは、すべてCVT

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