「ベイビーランボ」として、V10エンジンを搭載するガヤルドはランボルギーニ史上最大のヒット作となったが、その後継として登場したウラカンは、そのガヤルドをも上回る人気を集めている。今回の特別企画ではMotor Magazineの新刊ムック「ザ・スーパーカー ファイル ドットネクスト」(6月17日発売)から、いま注目の“超俊足&超高級車”を順次紹介しているが、その第12回では、そんなウラカンの最新モデル「ウラカン EVO」を取り上げたい。

ペルフォルマンテ譲りのエンジンと高い空力性能を獲得

ウラカン EVOはウラカンの進化版として2019年にデビューした。エンジンはウラカン ペルフォルマンテに搭載されていた高出力仕様(最高出力640ps、最大トルク600Nm)を搭載。駆動方式は4WDで、4WSとトルクベクタリングをウラカンとしては初めて装備した。

また、車両が置かれた状況に対応するとともにドライバーの次の操作を予想して車両の挙動を統合制御するLDVI(ランボルギーニ ディナミカヴェイコロ インテグラータ)を採用している。

さらにエアロダイナミクスの見直しにより、空力効率は初期型ウラカンの約5倍に向上している。

2019年12月には、電動ソフトトップを備えたウラカン EVOのオープンバージョン「ウラカン EVO スパイダー」を発表。クローズドボディのクーぺよりも車両重量が80kgほど重くなっているが、ウラカン EVOの刺激的な走りをオープンエアで楽しめるモデルとして人気を集めている。

さらに、2020年にはドライブを楽しむことに主眼をおいた後輪駆動のEVO RWD(610ps)、EVO RWDのスパイダーも追加された。

画像: ウラカンのマイナーチェンジ版として登場したウラカンEVO。アンダーボディの形状を含めた進化により大きなダウンフォースを獲得。リアスポイラーは小さめ。

ウラカンのマイナーチェンジ版として登場したウラカンEVO。アンダーボディの形状を含めた進化により大きなダウンフォースを獲得。リアスポイラーは小さめ。

ランボルギーニ ウラカン EVO

■2019年3月8日:ウラカンEVO発表
■車両価格:2653万9635円(クーペ RWD)~3611万0362円(スパイダー)

ランボルギーニ ウラカン EVO クーペ 主要諸元 

●全長:4520mm
●全幅:1933mm
●全高:1165mm
●ホイールベース:2620mm
●車両重量:1422kg
●駆動方式:4WD
●エンジン:5.2L V10 DOHC
●最高出力:640ps/8000rpm
●最大トルク:600Nm/6500rpm
●0→100km/h加速:2.9秒
●0→200km/h加速:ー
●最高速:325km/h
●EU燃費:7.3km/L

This article is a sponsored article by
''.