2020年6月22日、ボルボ・カー・ジャパンは公式ホームページ内に、オンラインサービスを強化した「ボルボ・デジタルラウンジ」を2020年7月2日に設置、運用すると発表した。

まずはオンライン商品説明を導入

2025年までに販売するモデルの100%を電動化(約50%をEV/約50%をハイブリッドカー)することや、新型車における交通事故での死亡者/重傷者をゼロにする安全目標「ビジョン2020」を掲げるなど、先進的な戦略を推し進めるボルボは、日本市場で新たな取り組みとして「ボルボ・デジタルラウンジ」をホームページ上に開設する。

ここではまず販売スタッフと顧客の接触機会を減らすための「オンライン商品説明」を実施、そしてゆくゆくは販売店の営業時間にとらわれずオンラインで商談や試乗の予約をとれるなど、フレキシブルな営業活動を可能とするサービスだという。

オンライン商品説明では、専用タブレット端末を使用するセールス担当者が展示車をカメラで映しながら内外装色やシート生地などを提案、さらには具体的な見積の提示も可能となる。

画像: 専用タブレットを導入し、販売員が実車や、外装色・内装色のマテリアルなどを追いながら説明していく。

専用タブレットを導入し、販売員が実車や、外装色・内装色のマテリアルなどを追いながら説明していく。

さらに、クルマ購入を決めるにあたって「試乗」することが大きなファクターとして存在するが、今後の取り組みの一環として「セールスが同乗しない試乗」の展開も進められる。事前説明や体感ポイントを動画で確認できるようにする。最終的には売買契約書のデータ化や、ローン締結のオンライン化など、さまざまな施策を進行させるという。

新型コロナやインフルエンザなどの感染症を防ぐだけでなく、販売員やユーザーの時間的な効率を向上させる効果も期待できる。

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