後席の頭上まで大きく開く、淡い茶色のソフトトップを採用
近年人気の乗用車的なSUVとは異なり、不整地での安定した走破性能を発揮するよう設計されたジープ ラングラー。フルモデルチェンジを受けて2018年10月に日本で発売された最新モデルも、デザインは直線的で無骨、その出で立ちは古典的でまさにクロカンと呼ぶに相応しいもの。
また、このモデルでは前席からラゲッジスペースまでの屋根を取り外すことのできる3ピースモジュラーハードトップ「フリーダムトップ」を採用している。グラスファイバー製ゆえ軽量で、比較的簡単に作業できる構造になっている。
そして2020年7月4日、より気軽にオープンエアを楽しめる手動開閉式ソフトトップグレード「ラングラー ブラック&タン」が台数限定で発売される。2ドア仕様が50台限定で492万円、4ドア仕様が100台限定で513万円の設定となる。
グレード名にあるとおり、ボディカラーの黒(ブラックC/C)とルーフカラーの淡い茶色(タン)の組み合わせのみ。ルーフトップは簡単な操作で後席の頭上までを大きく開けられるだけでなく、リアウインドウとリアクオーターガラスもはずすことによって、ボディ後方までフルオープンにすることも可能だ。わずかな時間でオープンエアの開放感を楽しめるだろう。
また、インテリアのカラーコーディネートも外観と同様に、黒を基調として淡い茶色のファブリックシートを採用する。グロスブラックに仕上げられたインパネもこの限定車の専用装備だ。このほかにもApple CarPlayやAndroid Autoに対応する7インチディスプレイ付きオーディオ、オートエアコン、17インチアルミホイールなどを標準装備。
運転支援システムとしては、車庫入れをサポートするリアパークアシストやリアバックアップカメラ、アダプティブクルーズコントロール(ストップ機能付)などを採用し、ドライバーをサポートしてくれる。
日本市場においてもSUVモデルは多くラインアップされているが、オープンSUVは希少価値がある。個性派モデルを手にする数少ないチャンスとなりそうだ。