メルセデス・ベンツをベースとした超高性能モデルとして知られるメルセデスAMGの中にあって、メルセデスAMGが独自に開発した「メルセデスAMG GT」はことさら特別な、まさにスーパーモデルと言えるだろう。今回の特別企画ではMotor Magazineの新刊ムック「ザ・スーパーカー ファイル ドットネクスト」(6月17日発売)から、いま注目の「超俊足&超高級車」を紹介しているが、その第17回は「メルセデスAMG GT クーペ/ロードスター/GT R」だ。

栄光のパナメリカーナグリルはメルセデスAMGのアイコン

メルセデスAMGが自社開発した2シータースポーツが「メルセデスAMG GT」。サーキットで鍛え上げられたテクノロジーの数々がこのオンロードモデルに投入されている。

2019年に改良を受け、ライトやテールエンド、センターコンソールのデザインなどを一新。現行ラインアップは、GT、GT S、GT C、GT Rとなっている。

搭載エンジンは複数の出力仕様が用意される4LのV8ツインターボで、最高出力/最大トルクはGTが476ps/630Nm、GT Sが522ps/670Nm、GT Cが557ps/680Nmと少しずつ差別化されており、もっともパワフルなGT Rは585ps/700Nmを発生、メルセデスAMGモデルの中でももっともサーキットが似合うモデルとなっている。駆動方式は全車FR、トランスミッションは7速DCTを搭載する。

メルセデスAMG GTシリーズには、オープンモデルのロードスターも用意されている(GT Rはクーペのみ)。もちろんロードスターでも理想的な前後重量配分を実現している。搭載されるエンジンはクーペと同じM178型4L V8ツインターボで、最高出力、最大トルクなどのスペックは変わらないが、専用の制御プログラムが与えられている。

画像: メルセデスAMG GT R。超ロングノーズのプロポーションに度肝を抜かれる。

メルセデスAMG GT R。超ロングノーズのプロポーションに度肝を抜かれる。

メルセデスAMG GT クーペ/ロードスター

■2015年5月8日:メルセデスAMG GT シリーズ発表、2017年6月27日:GT R 発表、2019年2月15日:メルセデスAMG GT シリーズ 一部改良
■車両価格:1698万円(メルセデスAMG GT)~ 2426万円(メルセデスAMG GT R)

メルセデスAMG GT R 主要諸元

●全長:4550mm
●全幅:2005mm
●全高:1285mm
●ホイールベース:2630mm
●車両重量:1660kg
●駆動方式:FR
●エンジン:4L V8 DOHCツインターボ
●最高出力:585ps/6250rpm
●最大トルク:700Nm/2100-5500rpm
●トランスミッション:9速AT
●0→100km/h加速:3.6秒
●0→200km/h加速:-
●最高速:318km/h
●EU燃費:8.1km/L

This article is a sponsored article by
''.