クルマ擬人化マンガ「ウチのクルマがこんなに可愛いわけがない!?」…略して「ウチクル!?」の第59話。エンジンやバッテリーの搭載位置など、重量バランスを徹底的に追求して生まれた「ユーノス ロードスター(NA6CE)」が今回の主人公。漫画:鈴木秀吉
ウチクル!?第59話「ユーノス ロードスター(NA6CE)がこんなに可愛いわけがない!?」
ユーノス ロードスター(NA6CE型/1989年7月発売)
バブル景気の高まりを見せた平成元年、スカイラインGT-R(R32)や初代セルシオが発売され、またNSXやGTOがショーデビューするなど華やかさの際立つ年だった。その中において、初代ロードスターの存在は少しばかり地味だったようにも感じられる。車両重量こそ1トンを切っているものの、スポーツカーでありながら120ps/14.0kgmというスペックは心許ない。しかし、走らせるとそんな印象を吹っ飛ばすほどの軽快感があり、この魅力は国内外問わずあっという間に浸透した。それが、今でも30年以上続くロングセラーブランドである。
ユーノス ロードスター(NA6CE) 主要諸元
●全長×全幅×全高:3970×1675×1235mm
●ホイールベース:2265mm
●車両重量:940kg
●エンジン種類:B6型/直4 DOHC
●排気量:1597cc
●最高出力:120ps/6500rpm
●最大トルク:14.0kgm/5500rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:185/60R14
●車両価格:170万円(東京・当時)