デビューしたての2代目メルセデス・ベンツGLAに早くもAMGモデルが登場した。どのようなクルマに仕上がっているのだろう。(Motor Magazine 2020年10月号より)
AMGオリジナルメインディスプレイを3種類用意
メルセデス・ベンツのコンパクトSUVモデル、GLAにAMGモデルが加わった。それがAMG GLA35 4マティックである。
インテリアは他のGLAのようにフルデジタルのワイドスクリーンがドライバーの前に広がるが、AMGオリジナルの3種類のメインディスプレイ「クラシック」「スポーツ」そして「スーパースポーツ」を選択することができる。さらに「ウォームアップ」「セットアップ」「フォース」「エンジンデータ」なども呼び出せる。
走り始めると。その全高を忘れてしまうほど安定した姿勢で弾けるように駆け抜けてゆく。エントリーモデルとはいえ、GLAはAMGフィーリングを堪能するにはまったく十分なパワーとスポーティなハンドリングを提供してくれた。
一方、キャビンは広く大人4人が余裕を持って長距離ドライブが可能、トランク容量は通常で435Lと余裕があり、4人家族のドライブも十分に対応可能だ。ただしテスト車はオプションの21インチタイヤを履いていて、とくに中低速域では少々ゴツゴツ感があった。乗り心地を重視するなら標準の19インチがお勧めだ。
ドイツでは7月から販売受付が始まり、デリバリーは20年の秋から開始される。日本での発売も決定しているものの、価格や時期はまだ発表されていない。(文:木村好宏)
■メルセデスAMG GLA35 4マティック主要諸元
●全長×全幅×全高=4436×1849×1588mm
●ホイールベース=2729mm
●車両重量=1657kg
●エンジン= 直4DOHCターボ
●総排気量=1991cc
●最高出力=306ps/5800rpm
●最大トルク=400Nm/3000-4000rpm
●駆動方式=4WD
●トランスミッション=8速DCT