バーチャルオートサロン 2021にも出展
今回発表されたカスタマイズカーは、2021年1月に開催予定だった「東京オートサロン 2021」に出展予定だったモデルだ。だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で同イベントが中止となり、2021年1月15日から公開される「バーチャルオートサロン 2021」に出展されることになった。
開設された「ダイハツ カスタマイズカー特設サイト(以下、特設サイト)」は、「ダイハツヴィレッジ カラフルカーニバル~新しい楽しみ方、見つけちゃおう~」をコンセプトに、5台のカスタマイズカーをさまざまなコンテンツを通じて提案する。これらのカスタマイズカーが活かされるさまざまなシーンを、You Tuber やインスタグラマーの協力のもと、映像やイラストで紹介して、クルマを通じて拡がる「新しい楽しみ方」を、パソコンやスマホで感じてもらうことを目指している。
コンテンツは、イラストと実車による「ダイハツヴィレッジ ショートショートストーリー」、「だいはつのもり保育園」の園児による「走るカスタマイズカー塗り絵」、これまでダイハツが制作してきたカスタマイズカーを紹介する「ダイハツ カスタマイズカー博物館」、プロレーサーによる「ハイゼット ジャンボ スポルツァ Ver. サーキット走行チャレンジ企画」や、人気 You Tuber による「カスタマイズカーレビュー」などが予定されている。
中でも初の試みとして、ダイハツ本社から「You Tuber LIVE カスタマイズカー紹介」を実施する。人気芸人のゲスト出演や、開発者による「ここだけの裏話」など、色とりどりのカスタマイズカーをオンラインならではの発信を通じて、幅広いユーザーに向けてダイハツのことを、もっともっと知ってもらうことを目指すという。
では、5台のカスタマイズカーを簡単に紹介しておこう。
■ハイゼット ジャンボ キャンパー Ver.
2020年に発売60周年を迎えた軽商用車「ハイゼット」をベースに、1964年に発表された2代目ハイゼットキャブをオマージュしたモデル。キャンパーということは、キャンピング仕様と思われる。
■ハイゼット ジャンボ スポルツァ Ver.
こちらも「ハイゼット」をベースに、果樹園などで実際に改造して使われている「屋根を切った」軽トラックから着想を得てレース仕様にカスタマイズしたモデル。ドアに書かれた「ラグナ青果」はラグナ・セカのパロディか?
■コペン スパイダー Ver.
軽オープンスポーツカーの「コペン」をベースに、運転する楽しみをより感じられるようなカタチを目指したモデル。低いウインドスクリーンやシート後ろのハンプが、スピードスター的なスタイルを醸し出している。
■タフト クロスフィールド Ver.
軽クロスオーバーの「タフト」をベースに、オフロード志向を強めたモデル。高められた車高、ガードバーなどを装着したゴツいフロントまわり、ルーフキャリアも備えて、逞しさを増したスタイルとしている。
■トール プレミアム Ver. with D-sport
小型乗用車「トール」のカスタムをベースに、そのキャラクターをより際立たせたモデル。車高をダウンして大径のホイールやエアロパーツなどでフルドレスアップ。2トーンのカラーリングもオシャレだ。
いずれのモデルも、市販の可能性は低い(可能性があるとしたら、トールくらいか?)し、実際のオートサロンは中止になってしまったので、実車を見る機会は難しそうだ。まずは特設サイトでカスタマイズカーを眺めて楽しむことにしよう。