ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は京葉道路の幕張PA(上り)のグルメ、「下総タンタンメン」と「ローストビーフ丼」を紹介しよう。(今回の記事は2020年12月に取材したものです)

千葉県で唯一となる「道ナカ」のPA

画像: 専門店を数多く擁する「Pasar(パサール)幕張」。都心部まで30分ほどの距離となる。

専門店を数多く擁する「Pasar(パサール)幕張」。都心部まで30分ほどの距離となる。

都心から首都高速7号線を経て房総方面に向かうのが、京葉道路です。その京葉道路と東関東道の交差する宮野木JCT(ジャンクション)から京葉道路を都心部に向かうと、武石IC(インターチェンジ)の次にやってくるのが幕張PA(上り)です。

別名「Pasar(パサール)幕張」と呼ばれるように、ただのPAではなく、数多くの専門店を擁する高速道路の中の営業施設。電車の駅構内にある商業施設を「駅ナカ」と呼ぶのなら、こちらは「道ナカ」。グルメもおみやげも、たっぷりと用意されています。千葉では、この幕張PAの上下のみが「Pasar(パサール)」を名乗っています。

房総で有名なラーメンをご当地風にアレンジ

画像: 「勝浦タンタンメン」と「竹岡式ラーメン」をミックスした「下総タンタンメン」(759円)。

「勝浦タンタンメン」と「竹岡式ラーメン」をミックスした「下総タンタンメン」(759円)。

千葉の房総半島には有名なご当地ラーメンが数多くあります。そのひとつがラー油をたっぷり使った極辛の勝浦タンタンメン。真っ赤なスープのラーメンはインパクト大! また、富津名産のタマネギをたっぷり使う竹岡式ラーメンも有名です。

そんな房総の名物ラーメンをミックスしてしまったのが、今回紹介する「下総タンタンメン」(759円)です。ちなみに、下総とはPAのある幕張のあたりの旧地名です。提供するのは、2020年7月のリニューアルで幕張PA(上り)にオープンした「下総タンタンメン 白浜軒」です。

真っ赤なラー油の浮かんだスープに、刻んだタマネギとひき肉がこんもりと浮かびます。これは相当に辛いだろうな・・・と、覚悟を決めて、ズルリといただけば・・・。あれ、意外とマイルド! シャキシャキのタマネギの甘みがスープの辛さを中和してくれているようです。ひき肉は旨味たっぷりで、ラー油が使われていますけれど、基本のスープはあっさり系。ニンニクは入っていないとか。

これならいける! とばかりにズルズルといただくと、ジワジワと辛味が勝ってきて、ひたいに汗が浮かんできます。ボリュームも十分にあるので満足感も大。なぜだか、完食できたら「勝った!」という気分になってしまいました。この楽しさも魅力ですね。

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