2021年1月20日、日産自動車(以下、日産)は電気自動車のeーNV200をカスタマイズしたキャンパーコンセプト「eーNV200 Winter Camper concept(ウインター キャンパー コンセプト)」を欧州で公開した。
ルーフに設置されたソーラーパネルからのバッテリー充電も可能
eーNV200は、日産の100%電気LCV(小型商用車)だ。スペインの日産モトール イベリカで製造され、日本でも2014年から販売されていたが、2019年には販売を終了し、現在は欧州のみで販売されている。
今回のカスタムモデルは、そんなe−NV200をベースに欧州で製作されたモデルだ。e−NV200およびワゴン版のe−NV200 エヴァリアに、ヨーロッパ限定の「ニッサン キャンパー テクノロジー ラグジュアリーキット」を架装。ルーフに設置されたソーラーパネルから、e−NV200に搭載された220ボルトのバッテリーへの充電を可能とし、電力の自給自足による快適性と実用性を兼ね備えたキャンプを実現する。
バッテリーの電力で稼働する備え付けのキッチンや冷蔵庫に加え、折りたたみ式のベッドや断熱ガラスが、あらゆる環境下でのアウトドアライフを快適にしてくれる。
さらに、悪条件下での走行性能を向上させるため、専用のチューニングが施された。プレミアム オフロードタイヤと引き上げられた地上高が泥や雪の中でも最適なトラクションと走破性を確保し、フロントの強化スチールバーに取り付けられたツインスポットライトが夜間の視認性を高めている。欧州市場で設定されている日産純正アクセサリーである、前後のマッドガードやドアエントリーガード、ラバーマットなども装着している。