クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車プジョー 508SW GT ブルーHDiを紹介していこう。第6回目となる今回はレポート最終日が連休中になるため、その前に燃料を満タンにして集計した。それでも1カ月弱で2000kmも近く走り、508SWがとても活躍していることがよくわかる。走行履歴を見ると高速道路を長距離走るとやはり燃費はとても良く、ときには18km/Lに近い数値を記録している。ちなみにそうした状況では、担当者はACCを使い、エコモードで走っている。(Motor Magazine 2021年1月号より)

燃費がよく、洗車は月平均3回

長期テスト車は、担当者が洗車しないといけない。他の使用者は、燃料の補給こそしても洗車まではまずしないからだ。だから編集部が契約しているガソリンスタンドで給油の機会があると、基本的に洗車も依頼している。

そもそも508SWはディーゼル車で燃費も良く、燃料満タンで600〜700kmは平気で走ってしまうので、ひと月に給油の機会がそれほど多くない。毎月2000kmほど走っているが、その間の給油回数は平均3回ぐらいである。つまり洗車機会も最大3回となる。

さらにその間、他のスタッフが給油すると洗車まではしないので洗車機会がそれだけ減り、その間、つまりは1000kmぐらいは汚れたままで走ることにもなりかねない。もちろん、自分で洗えばいいだけなのだが、なかなかそれができないでいるのも事実。いまだに洗車は契約GSに依頼しているというわけだ。

先日もそのGSの人から洗車後に「今回はずいぶん汚れてましたよ」と言われ、少し申し訳ない気持ちになった。これだけ毎日頑張って走ってくれるのだから、いつも綺麗な状態を維持してあげたいものだ。

安全運転支援機能はすべて「ON」に

さてこの508SWは、先進の安全運転支援機能が充実しているのが魅力で、アクティブセーフティブレーキ、疲労検知システム、トラフィックサインインフォメーションなど、そのひとつひとつを作動させるかどうかを細かく設定できるのだ。ちなみに担当者の場合、そのすべてを「ON」にしている。

また重宝しているのが、俯瞰からのクルマの状態をディスプレイに表示できる360度ビジョンだ。これは駐車時にとても便利な機能である。画像も鮮明でわかりやすい。リバースギアに入れると自動で作動するのでバックで駐車する時にかなり助けられている。

駐車場によっては、前方駐車が指定されている場所もある。そうした時であっても一度リバースギアに入れ、このカメラを作動させてから駐車すると駐車枠に綺麗に駐めることができるのである。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充)

画像: ADASはオンオフの設定が選べる。担当者はすべてONにしている。

ADASはオンオフの設定が選べる。担当者はすべてONにしている。

■第6回/2020年10月23日~11月19日(6カ月目)のデータ
・オドメーター:1万1712km
・走行距離:1950km
・給油量:132.0L
・実燃費:14.5km/L

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