2021年3月17日、ホンダは2021年夏に発売を予定しているロボット草刈機「Grass Miimo(グラスミーモ)」に関する情報をホームページで先行公開した。

最大作業エリアは4000平方メートル!

ホンダと言えば、クルマとオートバイを思い浮かべる人が大半だろう。だがホンダでは、船舶用の船外機(外付けエンジン)や、耕うん機/除雪機/発電機といったパワープロダクツの製造も行っている。ここで紹介する草刈機も、そんなパワープロダクツのひとつだ。

ホンダでは2017年6月にロボット芝刈機の「Miimo(ミーモ)」を発売した。今回発表された「グラスミーモ」は、そのデザインを踏襲した草刈機バージョンということになる。

画像: 「グラスミーモ」の作業エリアのイメージ。

「グラスミーモ」の作業エリアのイメージ。

草を刈りたい場所にエリアワイヤー(ロボット芝刈機やロボット草刈機が作業エリアを識別するための信号を発信するワイヤー)を敷設し、充電ステーションを設置する。エリアワイヤーが発信する信号で草刈りエリアが区切られ、境界線を検出すると「グラスミーモ」は方向転換し、ランダムに草を刈り取る。また、充電のタイミングを自動で判断し、充電ステーションに戻る。

ミーモが校庭緑化や企業庭園、一般家庭の芝刈り向け(最大作業エリアは3000平方メートル)なのに対し、グラスミーモは果樹園など広範囲(最大作業エリアは4000平方メートル)の敷地に生える雑草も刈ることができ、草刈り作業の省力化や効率化に貢献する。果樹園等の農地はもちろん、メガソーラー、工場・企業の緑地、公園などの行政管理地まで幅広くカバーする。ただし、雑草の長さや太さ、草地の環境によっては性能が発揮されないこともある。

作業のプロセスを動画(下に掲載)でも公開している。約860平方メートルの斜面に生い茂った雑草が、6日間でキレイに刈り揃えられた! ちなみに860平方メートルとは、バスケットコート(420平方メートル)のおよそ2面分ほどの広さである。

バッテリー残量が少なくなると自動で充電し、日中でも夜間でも作業を行う。また曜日ごとに稼働時間を細かく設定できたり、バッテリー駆動なので動作音も静かで気にならない。

なお、ホームページではグラスミーモの情報だけでなく、発売前に試せるモニターキャンペーンなども紹介している。農作業などで草刈り作業の負担に悩んでいた人には、格好の1台になりそうだ。

画像: グラスミーモ 作業プロセス映像 youtu.be

グラスミーモ 作業プロセス映像

youtu.be

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