野人の異名を持ち、サッカー元日本代表の岡野雅行氏がGMを務める「ガイナーレ鳥取」が注目を集めている。チームが提案する芝生生産プロジェクトが素晴らしい成果を上げているのだ。そしてそのプロジェクトを支えているのがホンダのロボット芝刈機なのだという。それはどういうことなのか。岡野雅行GM、塚野真樹代表に話をうかがった。(インタビュアーはMotor Magazine誌 千葉知充編集長/Motor Magazine 2022年10月号より)
画像: 岡野雅行/ガイナーレ鳥取(株式会社SC鳥取)ゼネラルマネージャー 元Jリーガー。1972年生まれ、横浜市港北区出身。日本大学でサッカーの才能が開花。1994年にJ1チームの浦和レッズに加入、日本代表としても活躍し、ワールドカップフランス大会1998のアジア予選で日本のワールドカップ初出場を決める劇的ゴールで一躍「時の人」となった。人並みはずれた足の速さと、長髪を振り乱しながら走る姿から「野人」のニックネームで親しまれる。2009年シーズン途中からガイナーレ鳥取に移籍、2014年をもって現役を引退し、GMに就任した。

岡野雅行/ガイナーレ鳥取(株式会社SC鳥取)ゼネラルマネージャー
元Jリーガー。1972年生まれ、横浜市港北区出身。日本大学でサッカーの才能が開花。1994年にJ1チームの浦和レッズに加入、日本代表としても活躍し、ワールドカップフランス大会1998のアジア予選で日本のワールドカップ初出場を決める劇的ゴールで一躍「時の人」となった。人並みはずれた足の速さと、長髪を振り乱しながら走る姿から「野人」のニックネームで親しまれる。2009年シーズン途中からガイナーレ鳥取に移籍、2014年をもって現役を引退し、GMに就任した。

岡野「ミーモは日本の芝生管理のあり方を大きく変えます」

──岡野さんといえば、浦和レッズのイメージが強いかと思うのですが、ガイナーレ鳥取との関係はどこから始まるのでしょうか。

岡野氏「2009年のシーズン途中、37歳の時、選手としてチームに加入したのが始まりです。ガイナーレ鳥取はまだJFL(日本フットボールリーグ)で、 Jリーグ入りを目指していたのですが、翌2010年にJFLで優勝してJ2に昇格しました」

──現在はガイナーレ鳥取のゼネラルマネージャー(GM)をされていますよね。

岡野氏「2013年にガイナーレ鳥取がJ2から降格してしまって、そのシーズンを最後に選手として現役を引退しました。それで東京に戻ろうと思っていたのですが、その時に塚野さんから『チームのGMをやってくれないか』と声をかけていただいたんです。最初はなにをやっていいかわかりませんでしたよ」

画像: ガイナーレ鳥取がホームとする「チュウブYAJINスタジアム」(米子市)。Jリーグでも数少ないチーム所有のスタジアムで、芝生もチームで管理する。

ガイナーレ鳥取がホームとする「チュウブYAJINスタジアム」(米子市)。Jリーグでも数少ないチーム所有のスタジアムで、芝生もチームで管理する。

──ガイナーレ鳥取の運営会社である株式会社SC鳥取の社長である塚野さんは、岡野さんとどのような関係だったのですか。

塚野氏「私は地元米子市出身で、1993年に本田技研工業に入社して浜松にあるサッカー部に入ったのですが、当時、ホンダはJリーグへの加盟を見送ったのでJFLに所属してサッカーをやってました。岡野さんが1972年生まれで、私が1970年生まれですから、同世代のサッカー選手ということになります。後にヴィッセル神戸に移籍して、チームがJリーグに加盟したので鳥取県出身初のJリーガーになりました。その後、ガイナーレ鳥取がJリーグ加盟に向けて動き出すことになり、その運営会社を任されることになりました。岡野さんがガイナーレに来てくれる少し前のことですね」

画像: 塚野真樹/ガイナーレ鳥取(株式会社SC鳥取)代表取締役社長 元Jリーガー。1970年生まれ、鳥取県米子市出身。米子東高校、早稲田大学を経て、1993年本田技研工業サッカー部(浜松)に加入。1995年に移籍したヴィッセル神戸がJリーグに加盟し、鳥取県出身初のJリーガーとなった。その後、地元に戻ってSC鳥取(現在のガイナーレ鳥取)選手として活躍、2007年にチームのJリーグ加入に向けて設立された株式会社SC鳥取の代表取締役社長に就任、現在に至る。

塚野真樹/ガイナーレ鳥取(株式会社SC鳥取)代表取締役社長
元Jリーガー。1970年生まれ、鳥取県米子市出身。米子東高校、早稲田大学を経て、1993年本田技研工業サッカー部(浜松)に加入。1995年に移籍したヴィッセル神戸がJリーグに加盟し、鳥取県出身初のJリーガーとなった。その後、地元に戻ってSC鳥取(現在のガイナーレ鳥取)選手として活躍、2007年にチームのJリーグ加入に向けて設立された株式会社SC鳥取の代表取締役社長に就任、現在に至る。

──岡野さんにGMをお願いしたのはどうしてですか。

塚野氏「もう直感ですね。この人こそ、チームを強く、魅力的にしてくれると思いました、できる人ですから。チームを強くしなければなりませんが、それだけではダメで、いろいろな人に会って、クラブのことを知ってもらって、人の心を動かして、一緒にやってくれる人を増やさなければなりません。岡野さんはバリバリやってくれると思いましたから」

岡野氏「浦和にもGMはいましたけど、なにやっているのか、まったく知りませんでした。監督や選手、チーム編成を決めたりも重要な仕事ですが、GMはチームを魅力的なものにする大切な仕事なんだなあと思います」

This article is a sponsored article by
''.