TCRジャパン、SUPER GT、スーパー耐久でカスタマーチームをサポート
Audi Sportのモータースポーツ活動は、フォーミュラEへのファクトリー参戦に加えて、ユーザーによるレース参戦であるカスタマーレーシングに関する活動が世界各国で行われている。昨年は新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響によりレース数が大きく減少したが、世界中で開催された478のレースにカスタマーチームが参戦し122回の勝利を獲得した。
2021年は、日本国内では、TCRジャパンシリーズに RS 3 LMSで参戦する3チーム3台、SUPER GT GT300クラスに R8 LMS で参戦する2チーム2台、スーパー耐久シリーズ ST-Zクラスに R8 LMS GT4で参戦する1チーム1台、富士SUPER TEC 24時間レースのST-Xクラスにスポット参戦する1チーム1台の合計7チーム7台のカスタマーチームをサポートする。
アウディジャパンでは2016年よりAudi Sportカスタマーレーシングのパーツトレーラーをレースが開催されるサーキットに配備して、レースに参戦するカスタマーチームをサポートしているが、2021年も専用のトレーラーにボディ、トランスミッション、エンジンなど、レース車検に適合した約3100アイテム、約1万1100点の部品を積載し、いかなるレース展開にも対応できるように体制を整えて、TCRジャパン、SUPER GT、スーパー耐久に参戦するチームと共にサーキットを転戦する。
また、「Audi driving experience」 プログラムの一環として、アウディオーナーが実際のレースへの参戦権が得られる Race experience をはじめ、女性ドライバー専用の運転トレーニングプログラム 「Audi womens driving experience 」なども企画している。
TCRジャパン
TCRシリーズは、4ドアまたは5ドアで、2L以下のターボエンジンを搭載した前輪駆動車によるレース。世界各地で人気を博しており、2021年は国内で6戦が予定されている。昨シーズンは篠原拓朗がサタデーシリーズとサンデーシリーズの両方でドライバーズタイトルを獲得しているが、今シーズンはNILZZ Racing、バースレーシングプロジェクト(BRP)の2チームに加えて、Audi Team Hitotsuyamaがスポット参戦する予定となっている。車両は RS 3 LMS、ドライバーなど詳細は未定。