最近、週末になるとキャンピンカーが走っているのをよく見るようになったし、一軒家や集合住宅の駐車場にもキャンピングカーが普通に停まっている。ひと昔前なら、物珍しい光景だったが、今はごく普通に受け入れられている。

簡単脱着できる箱型シェルフユニットが自由自在に荷室をアレンジ

それを示すようにキャンピングカーの登録台数は、2020年から急激に伸びている。これまではキャンピングカーといえばレンタカーで借りるのが主流だったが、一般ユーザーが個人車両として購入するケースが増えているのだ。

都道府県別「キャンピングカー登録台数」によると、1位が北海道。まさにキャンピングカーが一番似合う光景が目に浮かぶ。そして意外なのが、2~5位だ。2位は埼玉県、3位東京都、4位千葉県、5位神奈川県と関東地方で占められている。人口の多さからすれば当然かもしれないが、やはり都会の喧騒から離れたロケーションに憧れがあるのかもしれない。

もちろん「キャンプ&アウトドア」ブームがこの数字を押し上げているのは事実だが、最近ではコロナ禍による、リモートワークが増加したことも大きく影響しているようだ。そんなこともあり、キャンピングカー市場も変革の時を迎えている。

画像: MOBILITY UNIT HACO×HACOには、車中泊用のベッドマットなども用意されている。

MOBILITY UNIT HACO×HACOには、車中泊用のベッドマットなども用意されている。

2021年4月1日、キャンピングカー製造メーカー「トイファクトリー(岐阜県)」が、用途により自由に内装をアレンジできる、ハイエース用のシェルフユニット 「MOBILITY UNIT HACO×HACO(モビリティユニット・ハコハコ)」を発売する。

これは「ライフスタイル」や「ワークスタイル」に合わせて、ハイエースの荷室を自由自在にカスタマイズできる「着脱式シェルフユニット」になっている。

つまり箱型シェルフユニットを固定するベースとなるボードを荷室側面にとりつけ、それに箱型ユニットを取り付けていく。またユニットの取り付けは、工具をいっさい使わずに簡単脱着できるのが最大の魅力だ。これにより、箱型シェルフユニットを組み合わせることで、自由自在に車内をアレンジできる。たとえば、キャンピングカーの車中泊スタイルから、リモートワークの移動オフィス、移動販売車の店舗スタイルなどだ。

荷室に大ききな荷物を載せるときは、箱型ユニットを外すことでハイエースならではの巨大なラゲッジルームが出現する。つまり簡単脱着が可能なため、「車両構造変更届」を申請する必要がないのも嬉しいところ。

MOBILITY UNIT HACO×HACO 対応車種

トヨタ ハイエース200系(1型~現行型):標準ロング、標準ルーフ&ハイルーフ5ドア
※ワイド、ミドルルーフ、スーパーロング用も開発中

MOBILITY UNIT HACO×HACO 製品ラインナップ

■ベースボード:13万1230円(工賃別)
■ベースユニット(ボックス):2万8490円~
■ベッドマット:7万3150円
■フロアボード:14万5750円(工賃別)
■LED照明:2万8710円(工賃別)
■その他、ユニット天板やサイドボード、ユニット内部パーツなども各種ラインナップ
■パッケージセット:Aセット 29万4800円、Bセット 28万4900円、Cセット 56万6500円
※いずれも税込価格

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