ディーゼルエンジンのステルヴィオも気になる存在
春が近づいたおかげで、MMステルヴィオ号のストロンボリグレーメタリック色のボディ上には日々、うっすらと黄土色の花粉が降り積もる。鼻水でムズムズしたり、目が痒くなったりするのはこの花粉のせいなのか、などと思う瞬間である。
MMステルヴィオ号のボディにはガラスコーティングを施してあること、そして機会を見て小まめに洗車していることなどのおかげで、いまのところクルマは問題なく美しい状態が保たれている。ただ気が付くと車内でブラック仕上げの部分、たとえばセンターコンソールのカップホルダー内とか、メーターパネルの下部などにも、花粉と思われるホコリがけっこう落ちている。そうした時は、気分に応じてラゲッジルーム内に常備する掃除用具セットの中から自動車用掃除機を持ち出し、スッキリとクリーニングして気持ち良く使用できるようにしている。
さて今号(2019年5月号)では日本のステルヴィオ最新ラインナップに加わったディーゼルエンジン搭載モデルを取材しているが、その比較車両としてMMステルヴィオ号が駆り出された。アルファレッドのステルヴィオもカッコいいなぁ、と改めて感じ入った次第だが、それと同時にディーゼルエンジンモデルへの興味も湧き上がってきた。
標準装備のACC機能は高速走行時に活躍
このところ、空いている高速道路を走行する際に活用しているのが標準装備されているACC(アダプティブクルーズコントロール)機能だ。設定した車間距離を確保しながら、周囲の流れに応じて設定速度までの範囲でスムーズに走行してくれるので、とても重宝している。また車線からの逸脱を教えてくれるLDW(レーンデパーチャーウォーニング)機能もその際には合わせて使用している。ただしこれは警報してくれる機能なので仮に車線から逸脱しそうになった場合の修正操作は、ドライバーが自分で行う必要がある。
前回、MMステルヴィオ号の走り味がどんどん馴染んできてとても好ましいと記したが、それは担当者だけの思い込みではなかったようだ。先日、取材時に同乗したカメラマンが「このクルマ、こんなに乗り心地がいいんだ」と、ひとりごとのように驚いていたのを見逃さなかった。そしてまた「赤い仕上げの内装がカッコいいのは、やはりイタリア車だからかな」と言ったことも。そう、それは担当者も心から同意する点である。(文:Motor Magazine編集部 香高和仁)
■第4回/2019年2月23日~3月23日(4カ月目)のデータ
・オドメーター:7319km
・走行距離:1886km
・給油量:179.8L
・実燃費:10.5km/L