市場別では中国での販売が好調のボルボ。米国・欧州市場は堅調
ボルボ・カーズの2021年3月の世界販売台数は前年同月比62.3%増の7万5315台を記録した。
この単月をモデル別に見てみると、コンパクトSUVのXC40が2万3958 台(前年同月1万2462台)で最も多く、次いでミドルサイズSUVのXC60が2万1186台(前年同月1万2730台)、そのあとにラージサイズSUVのXC90が9893台(前年同月5758台)と続いた。そう、いずれもSUVである。
これにより、ボルボ・カーズの第一四半期の販売台数は18万5698台(前年同期13万1889台)となり、ボルボ・カーズ史上第一四半期の最高販売記録となることが確定した。
電気自動車および充電可能なプラグインハイブリッド車である「リチャージ」のラインアップが引き続き好調で、2021年3月に世界で販売されたボルボ車全体の26.0%、欧州市場の販売台数の39.0%を占めた。
また、「ケア・バイ・ボルボ」によるサブスクリプションプログラムのオンライン販売も順調に増え、その契約数は前年同期の3倍以上になったという。(2020年第四半期比で22%増)
市場別では中国市場が好調で、1~3月の販売台数が前年同期比で117.7%増加している。とくに現地生産のS90の販売が好調で、第一四半期の中国市場での販売台数は4万5242台となり、2020年同期の2万0780台から大きく増加した。
米国市場での2021年第一四半期の販売台数は2万7239台で、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた前年同期に比べると39.8%の増加となる。
欧州市場では特にスウェーデンおよび英国での販売が好調で、パンデミックの影響は残るものの、欧州での2021年第一四半期販売台数は前年同期比24.0%増の8万7457台を記録している。