2021年4月21日、本田技研工業(ホンダ)は初の量産電気自動車(EV)の「ホンダ e」が、ワールド カー アワーズ(以下、WCA)が主催する2021年「ワールド カー オブ ザ イヤー」において、「ワールド アーバン カー」を受賞したと発表した。

世界中の都会に映えるクルマとなった「ホンダ e」

「ワールド カー オブ ザ イヤー」は2004年に設立された自動車賞で、2021年現在で世界28カ国93名の自動車ジャーナリストの投票で選ばれている。選考の対象となるモデルは、該当年の1月1日時点で2つ以上の大陸にまたがる5カ国以上で販売されていることが条件となっている。毎年4月に、ニューヨーク モーターショーの会場で表彰式が行われるのだが、2021年は新型コロナウィルス感染拡大の影響でショーが8月に延期となったため、オンラインで発表された。

画像: 2021年の「ワールド アーバン カー」を受賞したホンダ e。

2021年の「ワールド アーバン カー」を受賞したホンダ e。

賞は、グランプリにあたる「ワールド カー オブ ザ イヤー」だけでなく、高性能のクルマに与えられる「ワールド パフォーマンス カー」、環境に優しいクルマに与えられる「ワールド グリーン カー」、優れたデザインのクルマに与えられる「ワールド カー デザイン」、優れた高級車に与えられる「ワールド ラグジュアリー カー」、そして最も都会に似合うクルマに与えられる「ワールド アーバン カー」といった賞も設けられている。

ホンダ eは2019年のジュネーブ モーターショーで発表され、同年の東京モーターショーで日本仕様を参考出品し、ヨーロッパでは2019年5月から予約受付を開始し(デリバリーは2020年春から)、日本でも2019年10月から発売されている。都市型コミューターとして、これまでのクルマにない魅力を追求しながら、EVの本質を見つめ、未来を見据えてつくりあげたモビリティだ。

新しいデザインに馴染むシンプルでモダンなデザイン、力強くクリーンな走りや取り回しの良さを、モーターによる後輪駆動で実現した。2画面の大型タッチパネルモニターやドアミラーに代わるサイドカメラミラーなど、先進で多彩な機能を搭載。また、AIによる音声認識と情報共有を行う「ホンダ パーソナルアシスタント」を含む先進のコネクテッド技術なども備え、ユーザーの移動とくらしをシームレスに繋げる生活のパートナーとなることを目指した。

こうしたコンセプトやクルマ造りが評価され、今回の受賞に至ったようだ。

画像: 2画面の大型タッチパネルモニター「ワイドスクリーン ホンダコネクト ディスプレイ」。

2画面の大型タッチパネルモニター「ワイドスクリーン ホンダコネクト ディスプレイ」。

なお、ホンダ車がWCAから受賞するのは、2009年にFCX クラリティが「ワールド グリーン カー」を受賞して以来12年ぶり。「ワールド アーバン カー」を受賞するのは初となる。

ちなみに「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」は、フォルクスワーゲン ID.4が、ホンダ eやトヨタ ヤリスを抑えて受賞している。

ホンダ e アドバンス 主要諸元

●全長×全幅×全高:3895×1750×1512mm
●ホイールベース:2530mm
●車両重量:1540kg
●モーター:交流同期電動機
●最高出力:113kW(154ps)/3497ー10000rpm
●最大トルク:315Nm(32.1kgm)/0-2000rpm
●バッテリー総電力量:35.5kWh
●WLTCモード航続距離:259km
●駆動方式:RWD
●タイヤサイズ:前205/45ZR17、後225/45ZR17
●車両価格(税込):495万円

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