明るいブルー or イエローのボディにホワイトハードトップを採用
ラングラーは、SUVブランドであるジープの中でもっともオフローダー色の強い本格クロカンモデルだ。現行型は2017年にフルモデルチェンジされた4代目(JL型)で、日本には2018年から導入。2ドアボディと4ドアボディのアンリミテッドをラインアップする。
「アイランダー」という限定車は、1988年に初代ラングラー(YJ型)をベースに初登場。開放感に満ちた南国のビーチを想起させる、遊び心あふれるスタイルで人気を博した。そのアイランダーが、3代目(JK型)以来、約10年ぶりに復活した。
4ドアのアンリミテッドをベースにボディカラーは、涼しげな青系の「チーフC/C」と、人気の「ヘラヤライエローC/C」の2色で、各100台の限定となる。これに現行型では初となるホワイトのハードトップを組み合わせて、爽やかな印象を高めている。
さらにボンネット側面とタイヤカバーには、ポリネシア神話に登場する神をモチーフにした像「ティキ(Tiki)」のイラストがあしらわれる。ジープのセブンスロットをイラストの鼻に組み合わせた「ティキ・ボブ」というオリジナルキャラクターである。明るいシルバーの17インチアルミホイールや「Jeep」バッジのほか、ボディサイドには車体下部を保護するロックレールも備えている。
インテリアは、エクステリアと統一感のあるセラミックホワイトのインストルメントパネルや、「ISLANDER」ロゴ、サーフブルーのステッチがあしらわれた布製バケットシートを装備。さらに乗り降りするたびに目に留まるステンレスドアシルガードや、乗降性を高めるフロント/リアグラブハンドル、そして車内を汚れから守るラバーフロアマットは、いずれもFCA純正ブランドのMopar製だ。
ベース車両は、最高出力284psを発生する3.6LのV6エンジンを搭載した「アンリミテッドスポーツ」。LEDヘッドライトやフォグランプ、車線変更時の安全をサポートするブラインドスポットモニターおよび後退時に側方からの車両の接近を検知するリアクロスパス ディテクション、車庫入れ時に安心をもたらすパークセンス フロントパークアシストが追加されるなど安全機能が充実しており、これらはアイランダーにも標準装備されている。
ラングラー アンリミテッドアイランダーは、前述のとおり200台の限定モデル。車両価格(税込)は、ベース車より16万円アップの550万円。トランスミッションは8速ATで、ハンドル位置は右のみとなっている。
■ジープ ラングラーアンリミテッド アイランダーの主な専用装備
●セラミックホワイト インストルメントパネル
●Mopar製 前後グラブハンドル
●Mopar製 ステンレス ドアシルガード
●ISLANDER ティキ・ボブ スイングゲートプレート
●Mopar製 カーゴチューブライナー
●Mopar製 ラバーフロアマット
●布製バケットシート(フロント:ISLANDERロゴ、サーフブルーステッチ入り)
●ロックレール
●フリーダムトップ 3ピースモジュラーハードトップ(ホワイト)
●シルバー Jeepバッジ
●ISLANDER ボンネットデカール
●17インチ シルバーカラー アルミホイール
●スペアタイヤカバー(ティキ・ボブ イラスト入り)
■ジープ ラングラーアンリミテッド アイランダー 主要諸元
●全長×全幅×全高:4870×1895×1840mm
●ホイールベース:3010mm
●車両重量:1970kg
●エンジン:V6 DOHC
●総排気量:3604cc
●最高出力:209kW(284ps)/6400rpm
●最大トルク:347Nm(35.4kgm)/4100rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:フロント縦置きパートタイム4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・81L
●WLTCモード燃費:9.0km/L
●タイヤサイズ:245/75R17
●車両価格(税込):550万円