SUVに多くに採用されている樹脂パーツって何?
オフロードを物ともしない走破性を備え、道なき道を突き進むようなタフなイメージで大人気のSUV。そんなSUVに多く採用されている外装パーツの中に、未塗装でザラザラした手触りの黒い樹脂パーツが多く使われている。この樹脂素材を使ったパーツでとくに多いのは、泥や石、木の枝などがヒットしやすいフェンダーまわりと前後バンパーだ。
「未塗装だし、ちょっと傷が付いても気にしないからノーメンテで大丈夫」と思っていたら大間違い。ちゃんとメンテナンスをしてあげないと後々、傷よりも目立つような悲惨な状態になるのだ。
「無塗装樹脂素材」の特徴は、露天に瞑されると簡単に緩くなり、さらに空気に触れると表面の顔料(色粉)が失われて隙間だらけの繊維状になる。これは無塗装樹脂が短期間に退色して白っぽくなる現象だ。
せっかくスタイリッシュなSUVを手に入れたのに、樹脂部分が白っぽくなってしまうと見るも無残。そこでボディコーティングのKeePer技研は、未塗装の樹脂パーツの色あせと汚れを抑制し、さらに艶を守る「樹脂フェンダー キーパー」を開発した。
この樹脂フェンダーキーパーをコーティングすると、シリコン樹脂が高分子と架橋することで非常に高い耐久性を実現する。特徴的なのは二酸化チタンを架橋膜の中に含んでいることだ。この二酸化チタンは日焼け防止クリームやローションに使われている紫外線フィルターで、これが無塗装樹脂を紫外線から守ってくれるのだ。
つまり、一時しのぎの黒色復活ではなく、硬化する被膜を形成し、1年以上も耐久性を維持してくれる。紫外線をシャットアウトして、白っぽくなる現象を防ぎ、しっとりとした樹脂そのものの発色とツヤを1年間確実に保ってくれる。施工料金は5800円より。クルマのサイズや劣化具合によって異なる。まずは近所のKeePerラボを検索してみよう。